山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

ハゼラン(爆蘭)

2009-09-05 08:32:59 | 双子葉離弁花

「爆蘭」の名は線香花火が爆ぜている様に、赤い花が疎らに咲くところから、

日中の暑い時間帯を避け、少し日差しの和らぐ午後3時を過ぎた頃から咲き始めるので、

別名をサンジソウ(三時草)とも言います。

日本へは明治の初め頃、観賞用として輸入されましたが、現在はあまり栽培されず、ほとんどが

野生化して郊外の農道脇や空き地で咲いているようです。

同じ南米原産のユウゲショウが最近では少し郊外へ行けば、どこででも見られるのに対して、

このハゼランが一般に馴染みが薄いのには、数の上で少ないこともありますが、花の咲くのが

夕方の3~4時間という、人の目に止まらない限られた時間帯ということもあるのでしょう。



ハゼラン<スベリヒユ科 ハゼラン属>  南米原産 帰化植物

葉は多肉質で軟らかく、南米ではこの若い葉を野菜として利用しているそうです。







コメント (2)
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