山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

ダイミョウセセリ

2009-09-24 21:11:12 | 昆虫
井出町の野外活動センター駐車場で車を降り、リュックサックからカメラを出して撮影準備をしていた時です。

目の前の草むらに見慣れない黒い蝶が止まっているのに気づきました。

色は地味ながら、中々可愛い形の蝶です。少し飛んでは翅を水平にして止まります。

お蔭で翅表は撮りやすいのですが、翅裏は全く見せてくれません。

タテハチョウの仲間かな?それとも蛾の一種か・・・いや、雰囲気は確かに蝶だなぁ

色々と考えを巡らせながら、取り敢えずパチリッ後は家に帰ってからということにしました。

そして家に帰って調べた結果はハズレ!

タテハチョウの仲間でもなければ、もちろん蛾などではないのです。

なんと!「ダイミョウセセリ」といって、セセリチョウ科の蝶でした。

普通セセリチョウといえば、イチモンジセセリやチャバネセセリのように、翅を半開きにして止まるか

翅を閉じて止まるものだとばかり思っていましたが、他にもチャマダラセセリやヒメチャマダラセセリも

このように翅を水平にして止まるそうです。


ダイミョウセセリ<セセリチョウ科 チャマダラセセリ亜科>

関ヶ原付近を境に、関西型と関東型に分かれるそうです、これは一応関西型、関東型は

後翅に白帯がありません。幼虫はヤマノイモ科の葉が食草、

和名の由来は、止まり方が大名行列の時に、平民がひれ伏す姿に似ているところから



なんとも愛すべき姿・・・


コメント (2)
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