グリューワインのおいしさを知ったのはドイツ・フランクフルトのクリスマスマーケットです。寒い中暖かいワインのカップを持って屋台の間を歩きながら飲む、得体のしれないスパイスやシナモンが混じったホットな赤ワインの味は格別だったことを思い出しました。(2015年11月28日撮影)
ドイツの味を楽しみながら、独特の雰囲気を醸し出す室内の飾りや窓の置物を見て、ミュンヘンのホッフブロイハウスというビアホールを思い出しました。大勢のお客の騒ぎに構わずステージで演奏する楽団の曲や、テーブルの間をビールの大ジョッキ何本も乗ったお盆がすり抜ける様子が浮かんできました。
ここでは迷わずゲバックナー・カマンベルト(¥800)とグリューワイン(白:¥500)をオーダー。カマンベールチーズを丸ごと揚げたドイツ定番のおつまみと、少々塩が効いたソーセージのセットです。酸っぱい味のキャベツ漬けと甘酸っぱいジャム付きです。ワインは白しかないのが残念でした。
ドイツのガストホフ(おもてなしの家)へ行きました。オーストリアに近いドイツ南部バイエルン州の村に立つ家です。冬季オリンピック開催の村で、遠く学生時代にスキー愛好の仲間たちの中では村の名前「バルミッシュ・パルテンキルフェン」を口に出すとき何かカッコよさを感じたものでした。