読書日和

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古賀氏、動く

2009-06-25 19:27:36 | ウェブ日記
先日の「ハトの乱」に続き、またもや政治の世界に激震が走っています

自民党の古賀選挙対策委員長が東国原宮崎県知事に対して、次期衆議院選挙に自民党から出馬するよう要請。
これに対して東国原知事は自身を次期総裁候補とするのを出馬の条件の一つとして提示しました。
そのほかにも、全国知事会の提言を自民党のマニフェストに一語一句違わず盛り込むことも条件にしているようです。

これらの条件はかなりハードルが高いと思います。
つまりそれくらいのことをやらない限りは出馬しない、「ただ自民党に利用されはしないよ」と言っているのかなと思います。

私的には、自民党のやり方に疑問を持ちました。
古賀選挙対策委員長は次期衆議院選挙について「負けるわけにはいかない」と言っていましたが、そのための戦術がこれとは。。。
たしかに東国原知事は絶大な人気があるので衆議院選挙に出馬すれば勝つと思います。
またここのところ下がり気味の自民党の支持率も、新しい風を吹かせることで上げられるという目論見もあるのではと思います。
それと、メディアと国民の目をハトの乱などから逸らしたかったのかも知れません。
実際メディアはさっそく「東国原騒動」として報道を始めていますし。

自民党の議員たちからもこの問題について発言が出てきています。
それを聞いていると、東国原知事の出した条件について「ふざけるな」や「顔を洗って出直してこい」というようなことを言っている人がいます。
ここでも疑問に思うことがありました。
そもそも、東国原知事に出馬を要請したのは古賀選挙対策委員長です。
つまり自民党ということになります。
古賀選挙対策委員長を批判するのなら話はわかるのですが、東国原知事を批判するのは全くの見当違いなのではと思います。

気になるのは、同じタイミングで大阪府の橋本知事が動いたこと。
全国の地方自治の長たちで新しいグループを作り、そのグループとしてどの政党を支持するか、各政党のマニフェストを吟味した上でいずれ表明するとのことです。
もし東国原知事が自民党から出馬することになったら、自民党を支持するのでしょうか?
何だか仕組まれたシナリオのような気がしないでもないのですが、どうなのでしょうか…
ただし、仮にこの展開になったとしても、東国原知事も橋本知事も、大人しく自民党に利用されはしないと思います。
古賀選挙対策委員長としては、ひとまず選挙に勝つのを最優先して、その後のことはそれからと考えているのかも知れません。
いずれにしても、最近は国会議員より地方の長たちの方が活力があるという印象を受けます。
もしかすると、本当に地方から国を変えていけるのかも知れません。
今後の動きにも注目していこうと思います。