今回ご紹介するのは『「どうして私ばっかり……」と思ったとき読む本』(著:石原加受子)です。
-----内容-----
あの人はラクしていて、私はやることが増える一方……。
いつも私ばかり、あくせく働いている……。
もっと自分を優先しよう。
あなたはもう、我慢しなくていいのです。
-----感想-----
「どうして私ばっかり……」はうんざりとした気持ちになること、卑屈な気持ちになることでもあります。
私もそんな気持ちになることがあるので読んでみました。
内容は全般的に職場や家庭でうんざり気味の女性向けに書かれていました。
ただ男性が読んでも参考にはなる内容でした。
この本によると不満・悩みのもとは「他者中心」の考え方にあるとのことです。
「常識的に考えれば、自分がどんな無神経なことをやっているかわかるはずだろうに」
「あれだけ迷惑かけてるんだから、お礼の一言ぐらい、言うべきじゃないの」
このように、相手のことで頭がいっぱいになっていることを、他者中心の状態と言うようです。
これは私にも覚えがあります。
この本では、「損する」という言葉が非常によく出てきます。
『部屋の掃除をしながら、頭の中で「損する、損する」と思考。
料理をしながら「損する、損する」と思考。
資料を揃えたり作業をしながら「損する、損する」と思考。』
これらは全て他者中心の考えから来ていて、私の場合はここまで損する、損すると考えはしないです。
ただし嫌なことが重なった時などに「つくづく上手くいかない」と思ったり、卑屈になりやすいところがあるので注意が必要と考えています。
なので卑屈になりそうになった時、意識してその考えを「よいしょ」とどかしてあげる意識を持つようにしています。
他者中心になっていると、自分の感情や感覚に鈍感になるために、つい我慢してしまいます。
これはそのとおりだと思います。
我慢が続けばやがては限界が来て、怒りが爆発するか精神的に参ってしまうかのどちらかになるのではと思います。
この他者中心に対して、「自分中心」という考え方があります。
自分中心は他者中心とは違い、調子の良い人が作業を頼んできた時などに、「損する、損する」と思いながら引き受けるのではなく、断ることになります。
その人自身にやらせたほうがその人のためになるという考えです。
自分中心の基本概念は
「私が楽になることは、結果として相手も楽になる」
「私が幸せであることは、結果として相手も幸せである」
という考え方になります。
そして私は「自分中心」を頂点まで極めたような人を見ると不快になります。
これは私自身が極度の自分中心の振舞い、自分勝手な振舞いを良くないことと思っているからだと思います。
「面白くてよくわかる! ユング心理学」(著:福島哲夫)にこのことについて書かれていました。
「人は鏡」ということであり、相手がやっていることで嫌だなと感じることは、自分自身が普段から嫌だなと思っていることです。
自分自身が嫌悪していることを相手がやっているため、見ていて「ああはなりたくない!」と思います。
自分を認められないと、客観的に自分を知ることはできません。
自分を認めるというのは、言葉にするだけなら簡単そうですが、実際にはハードルが高いです。
例えば、認めたくない負の部分があったとして、それも入れて、全てひっくるめて現在の自分が形作られているのだと受け入れることが「自分を認める」ということです。
私は今は自分自身を認められるようになっていますが、認められていない時期もありました。
どうして腹が立つのか、相手ではなく、「自分の気持ち」に焦点を当ててみる。
これは私はできています。
複雑な心境になった時などに「ああ、今はこういう気持ちなんだ」と気持ちを整理することができています。
結婚している女性をモデルに、『物事を損得に結びつける人には、「心の自由」がない』と書かれていました。
彼女は自分が得するように予約して、自分の気分によって気楽にキャンセルするので、見方によっては「得な人生」を歩いているように映るかもとありました。
ただ私は彼女を見て羨ましいとは思わないので、あまり物事を損得で捉えてはいないことが分かりました。
この本では何度も「損しないように」というキーワードが出てきて、またこのキーワードかと思うことがありました。
これは先ほど「面白くてよくわかる! ユング心理学」(著:福島哲夫)を例に書いたように、私が物事を損得でばかり考える人が嫌いということだと思います。
通信販売のセールスの人から電話が来てあれこれ聞いてきた時の断り方は興味深かったです。
「使いたいと思ったときには、こちらから電話しますね」
この手法は良いと思います。
この前服屋で使った戦法でもあります。
服を選んでいたら店員さんが寄ってきてセールストークをしてきたので、「試着したいのがあったらまたお声掛けしますね」と言って帰ってもらいました。
この本は「私はいつも損ばっかりしている…」とうんざりしている人に向けた本のようです。
内容は今の私にはあまり合わなかったですが参考にはなりました。
そして良いものについては上手く取り入れていくのが良いと思います。
※図書レビュー館(レビュー記事の作家ごとの一覧)を見る方はこちらをどうぞ。
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-----内容-----
あの人はラクしていて、私はやることが増える一方……。
いつも私ばかり、あくせく働いている……。
もっと自分を優先しよう。
あなたはもう、我慢しなくていいのです。
-----感想-----
「どうして私ばっかり……」はうんざりとした気持ちになること、卑屈な気持ちになることでもあります。
私もそんな気持ちになることがあるので読んでみました。
内容は全般的に職場や家庭でうんざり気味の女性向けに書かれていました。
ただ男性が読んでも参考にはなる内容でした。
この本によると不満・悩みのもとは「他者中心」の考え方にあるとのことです。
「常識的に考えれば、自分がどんな無神経なことをやっているかわかるはずだろうに」
「あれだけ迷惑かけてるんだから、お礼の一言ぐらい、言うべきじゃないの」
このように、相手のことで頭がいっぱいになっていることを、他者中心の状態と言うようです。
これは私にも覚えがあります。
この本では、「損する」という言葉が非常によく出てきます。
『部屋の掃除をしながら、頭の中で「損する、損する」と思考。
料理をしながら「損する、損する」と思考。
資料を揃えたり作業をしながら「損する、損する」と思考。』
これらは全て他者中心の考えから来ていて、私の場合はここまで損する、損すると考えはしないです。
ただし嫌なことが重なった時などに「つくづく上手くいかない」と思ったり、卑屈になりやすいところがあるので注意が必要と考えています。
なので卑屈になりそうになった時、意識してその考えを「よいしょ」とどかしてあげる意識を持つようにしています。
他者中心になっていると、自分の感情や感覚に鈍感になるために、つい我慢してしまいます。
これはそのとおりだと思います。
我慢が続けばやがては限界が来て、怒りが爆発するか精神的に参ってしまうかのどちらかになるのではと思います。
この他者中心に対して、「自分中心」という考え方があります。
自分中心は他者中心とは違い、調子の良い人が作業を頼んできた時などに、「損する、損する」と思いながら引き受けるのではなく、断ることになります。
その人自身にやらせたほうがその人のためになるという考えです。
自分中心の基本概念は
「私が楽になることは、結果として相手も楽になる」
「私が幸せであることは、結果として相手も幸せである」
という考え方になります。
そして私は「自分中心」を頂点まで極めたような人を見ると不快になります。
これは私自身が極度の自分中心の振舞い、自分勝手な振舞いを良くないことと思っているからだと思います。
「面白くてよくわかる! ユング心理学」(著:福島哲夫)にこのことについて書かれていました。
「人は鏡」ということであり、相手がやっていることで嫌だなと感じることは、自分自身が普段から嫌だなと思っていることです。
自分自身が嫌悪していることを相手がやっているため、見ていて「ああはなりたくない!」と思います。
自分を認められないと、客観的に自分を知ることはできません。
自分を認めるというのは、言葉にするだけなら簡単そうですが、実際にはハードルが高いです。
例えば、認めたくない負の部分があったとして、それも入れて、全てひっくるめて現在の自分が形作られているのだと受け入れることが「自分を認める」ということです。
私は今は自分自身を認められるようになっていますが、認められていない時期もありました。
どうして腹が立つのか、相手ではなく、「自分の気持ち」に焦点を当ててみる。
これは私はできています。
複雑な心境になった時などに「ああ、今はこういう気持ちなんだ」と気持ちを整理することができています。
結婚している女性をモデルに、『物事を損得に結びつける人には、「心の自由」がない』と書かれていました。
彼女は自分が得するように予約して、自分の気分によって気楽にキャンセルするので、見方によっては「得な人生」を歩いているように映るかもとありました。
ただ私は彼女を見て羨ましいとは思わないので、あまり物事を損得で捉えてはいないことが分かりました。
この本では何度も「損しないように」というキーワードが出てきて、またこのキーワードかと思うことがありました。
これは先ほど「面白くてよくわかる! ユング心理学」(著:福島哲夫)を例に書いたように、私が物事を損得でばかり考える人が嫌いということだと思います。
通信販売のセールスの人から電話が来てあれこれ聞いてきた時の断り方は興味深かったです。
「使いたいと思ったときには、こちらから電話しますね」
この手法は良いと思います。
この前服屋で使った戦法でもあります。
服を選んでいたら店員さんが寄ってきてセールストークをしてきたので、「試着したいのがあったらまたお声掛けしますね」と言って帰ってもらいました。
この本は「私はいつも損ばっかりしている…」とうんざりしている人に向けた本のようです。
内容は今の私にはあまり合わなかったですが参考にはなりました。
そして良いものについては上手く取り入れていくのが良いと思います。
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