読書日和

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参議院選挙2016 自衛隊予算は人殺しのための予算という政治主張

2016-06-29 20:16:39 | 政治
6月26日、NHKの「参院選特集」という生放送の討論番組にて、日本共産党の藤野保史政策委員長が自衛隊予算を「人殺しのための予算だ」と発言し波紋を広げました。
今回は丸山和也参議院議員の時のようにマスコミによる切り貼り報道によって無理やり作られた発言ではなく、本当に「人殺しのための予算」と主張しています。

日本共産党は党の綱領に「自衛隊の解散(廃止させて潰すということです)」を書いています。
党の綱領に書かれていることはその政党が目指す政治の姿です。
なので今回の自衛隊予算を「人殺しのための予算だ」と主張する発言は共産党員にとっては当たり前の政治主張なのだということが見て取れます。
典型的な「反日左翼思想」です。
志位和夫委員長と藤野保史政策委員長は「党の公式見解ではない」と言っているようですが、党として自衛隊を敵視し「解散させる」とまで言っているのですから、党としても人殺しのための予算と考えているのは明らかです。

ちなみに、当たり前ですが自衛隊予算は「国家国民を守るための予算」です。
日本共産党の「人殺しのための予算だ」には大きな矛盾があり、まず世界中の全ての国は善良で、日本が一方的に人殺しに出かけると考えていることが見て取れます。
そして中国のように武力で日本の領土を侵略する国の存在を一切見ないようにしています。
中国のように日本の領土を侵略する国に対しては、当然日本は国家国民を守らなければなりません。
日本共産党の主張はこのことに対し、侵略してくる中国については何も言わず、侵略から国家国民を守ろうとする日本のほうに「人殺しだ」と言っているのと同じです。
なぜ実際に武力で日本の領土を侵略しようとする中国については一切を見ないようにして何も言わないのでしょうか。
なぜその中国の侵略から国家国民を守ってくれる自衛隊のほうを人殺し扱いするのでしょうか。
明らかに日本ではなく中国の側に立った政治主張に異様さを感じます。
日本共産党の主張どおりに行くと、中国が武力で尖閣諸島侵略に動いた時、日本はそれを阻止してはならず(防衛において中国側に死人が出ると人殺し扱いされるため)、何もせずに尖閣諸島を中国に侵略されなければならなくなります。
また、中国が極めて頻繁に尖閣諸島の領海を侵犯していることについて、「中国の脅威を煽るな」と中国を擁護する発言をしています。
党名こそ日本共産党ですが、これらの主張を見ると「中国共産党日本支部」のように見えるのです。
日本の抑止力を低下させ、中国の尖閣諸島侵略を援護しているように見えます。

民進党はこの日本共産党とタッグを組んで共闘していますが、いくら何でもまずすぎはしないでしょうか。
日本共産党は反社会的な団体を監視する公安調査庁の長年に渡る監視対象でもあり、つまり反社会的な団体だということです。
選挙のためなら公安監視対象の反社会的団体とも組むというのは酷すぎますし、公党として最低限のモラルは守るべきだと思います。