小学五年生の娘のクラスのイベントで今日は勾玉作りをした。勾玉とは、縄文~古墳時代に装身具として使われていた日本独特の形をもったもので、その独特の形は、陰陽(太陽と月)を表す大極図を表す説、胎児の形を表す説、動物の歯牙を表す説があるそうだ。女性はそれを身につけると美しくなるとされ、男性は力が与えられるとされたらしい。今日は滑石という柔らかい石をヤスリでこすって形を作っていった。この他にも埋蔵文化センターからの持ち込みで、石器時代の石(矢じり、石斧、土器など)がいろいろと並べられ、眺めているうちにこの時代に行ってみたい感覚に襲われた。みんな人の手による手作り。自然の物を利用。支配、争い、戦い、さえなければなんて素敵な時代だったのでしょう。きっと、毎日の生活自体が自然からの贈り物。きっと人々は天に祈り神話を信じていた。きっと地球はまだ汚れのない美しいままだった・・・なんてどんどん馳せる想いが広がっていった瞬間だった。