しらの風景

自然と野鳥や生き物が大好き!自然の中には学びがいっぱい。
デザインの仕事をしながら、楽しく生きる智慧を探します。

映画『アース』。(3/3*月)

2008-03-03 | 映画大好き!
探鳥会で会った何人かの方から
映画『アース』観ましたか?って聞かれて
そうそう、観たいと思っているんだけどまだ・・
なんて答えていましたが、先月いっぱいで公開が終わると知って
先日、あわてて観に行ってきました。

春が来て、ホッキョクグマのお母さんが冬籠りしていた
雪穴の中から這い出してくるシーンで始まるこの映画。
お母さんグマの後から出てきたのはかわいい2匹の子グマたち。
奇跡的な条件が重なって、生き物たちが住める環境があるこの星・地球。
主人公をその他、アフリカゾウやライオン、トナカイ、オオカミ、
チーター、アネハズル、ホオジロザメ、ザトウクジラ、
アムールヒョウ、カタカケフウチョウと追いながら
北極点から赤道に向かって地球を追いかけていく映像。

この映画を観ていると、人はそれぞれが生活している生活範囲が狭いので
どうしても視点が小さくなってしまっているんだということがわかる。
地球という大きな視点から眺めてみると、生き物たちが
地球というひとつの空間の中を移動しながら生きている姿が見えてくる。

地球は一つ、地球はみんなつながっている。
そんなよく聞く当たり前の言葉が、とてもリアルに感じられる映画だった。
ということは、自分の足下も大きなものにつながっているってこと!

カタカケフウチョウのカラフルでユニークで見事なダンス!
コミカルで可笑しくてかわいくて笑っちゃいました。
アネハヅルが命がけでヒマラヤ山脈を越えようとする姿。
ザトウクジラが南の海から北の海へ子連れで地球を移動していく姿。
自然の中で命を張って生きている生き物たちの姿は
どの姿もほんとうに美しかった。

同じ奇跡のような星に住む私たち人間は
この星を守っていく責任があるように思う。
他の命を守ることは、自分たちの命を守ること。
最後にホッキョクグマが餓死していく姿は
このままだと人間たちの未来の姿になりかねないだろうね。