先日偶然NHKでやっていた「洞窟おじさん」という
ノンフィクションドラマを見始めたが、面白くて4話全部を観た。
もしこんなふうに生きたなら・・・と、なかなか考えさせられるドラマだった。
現代社会でありながら、あり得ないような生活。
山で田畑も持たずに自給自足の生活。お金に頼らない生き方、
人と関わらずに生きるということ、五感と情報のあり方など
いろんなテーマを観ている者に突きつけて来る実話ドラマだった。
あらすじは以下。
両親に虐待されて愛犬と家出。山奥の洞窟に隠れ住み、ヘビや木の実で食いつなぎ、自力でイノシシを狩ることを覚えた少年は、やがて、山の幸を売って金を稼ぐ知恵を身につけてゆきます。知り合ったホームレスから文字を学びます。偶然助けた女性に恋もしちゃいます。そんな想像を絶する人生を送りながら、43年間、たった一人で生き抜いてきた男。“発見”されたとき(平成15年!)は57歳になっていました。
ただ生きるために頭と体をフル稼働し、サバイバル技術を身につけていった“洞窟おじさん”。でも、その生き様は、どこか笑えて、どこか温かくて、どこか胸を打ちます。それは、その人生が、人との触れ合いを求める優しさに溢れているから。そんな洞窟おじさんに、折に触れ人々が手を差し伸べてくれたから。事実は小説より奇なり。実話をもとにした、ちょっと見たことの無いユニークなドラマが出来ました。