食欲が満たされると、ますます気分は高揚。
目指すは第一の目的地・碧血碑!
函館駅前から市電に乗って、降りたところは谷地頭。
「こんな名前の食べ物あったよね~。 ほら、正月に食べる・・・」
「それは “やつがしら” !」
「・・・・・・」
しょうもないやりとりをしつつ、徐々にきつくなり始めた坂道を登っていく。
随所に碧血碑への目印が出ているが、急な階段だったり、鬱蒼とした山道だったりで、若干不安。
「来たことあるんでしょ?」
「前に来たときは、立待岬経由で、1時間かかったしなぁ」
「・・・・・・」
日ごろの運動不足が足にキ始めたその時、目の前が開けた。 碧血碑だ!
きよちゅんご愛用 (笑) のライターを使ってお線香に火を点け、深い緑に抱かれた旧幕府軍の御霊に手を合わせる。
以前来た時から、いえ、130年以上前から今に至るまで、この場所は変わることなく・・・ここにある。
「義に殉じた志士の血は、3年経つと碧に変わる」 合掌。
東屋に置いてあるノートに目を通す。
土方さんへの愛情と慕情と尊敬と・・・。
現代に生きる私たちのそんな気持ちは、散っていった貴方がたの魂を癒すことができますか?