Catnap Room of にゃんこ

心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつけてます♪

詰めが甘い

2013-05-30 01:16:47 | 生活

マンションと言えども、住み始めて10年以上も経てば、部屋のあちこちでガタがでてくるものである。 

水道のパッキンやトイレのボールタップなどは、交換もお手の物ではあるが、気がつけば、当初から標準装備で付いていた 「温水洗浄便座」 も、1年以上前から着座スイッチが作動せず、ただの 「暖房便座」 に成り果てておった・・・・。

まぁ、生活に大きな支障もないので、長らく放っておいたのだが、住まいを生業とするこのワタクシ、エアコンの交換はできなくとも、便座の交換ぐらいは自力でできるのではないかと急に思い立ってしまい・・・・そう思い始めると、 障子の張替え 同様、やらずにはいられなくなってしまうのであった。

 

さて、すべての作業はリサーチから。

・・・・・という格言があったかなかったかは知らないけど、既存の便座と同じメーカーなら、交換も簡単なのではないかという (浅はかな) 観点からメーカーを決定し、電気屋さんでいただいてきたパンフレットを熟読、ネットで考察。 

そうは言っても、特に高機能な製品を求めるつもりもなく、一番ベーシックな・・・・早く言えば 「最安の価格帯」 で 「取り付け可能なもの」 を早速注文いたしました。 

もちろん工事を頼むつもりはありませんからね (笑)

 

商品が届いてから初めて迎える日曜日を DIY の決行日と決め、午前中から作業スタート。

「既存の便座からの交換は簡単」 とのふれこみから、サクサクと 「既存の洗浄便座」 をとりはずしたところで、リサーチ不足を思い知らされることとなる。

・・・・・・・もともと付いていた洗浄便座の 「分岐水栓」 が使えないでないの。

しかも、購入した商品についている金具類は、洗浄便座ではない普通の便座から交換する場合に使うものしか付いておらず、洗浄便座同士の交換には、 別売りの分岐水栓 が必要らしい。

その上、取り付け説明書には、 「専門業者に依頼する」 などという丸投げな記載が・・・。

いやいやいや、ここで業者手配などをしたら、せっかく安く購入した意味がない!

と、改めて洗浄便座同士で交換をした方のレビューなどをネットで読んでみると (まさに泥縄ですな) 、新規とり付けに比べると若干面倒ではあるが、別売りの分岐水栓さえあれば、交換は可能だということが判明。

 

・・・・・・あのー、便座、はずしちゃったんですけど (激爆)

 

 

分岐水栓も、ネットで購入できることはわかったんだけど、できることならその日のうちになんとかしたかった私は、後先考えずその距離20キロ、県内最大とウワサされるホームセンターまで、ばびゅーんと探しにいったのに、 「このメーカーのものは取り寄せになります」 と即答で一蹴。 (電話で聞いてから行けよ・・・・・)

ここでダメなら他もムリであろうと、早速ネットで注文したことは言うまでもないが、到着は翌日になるので、作業は中断。 (それでも日曜日の午後注文で、月曜日に到着とはありがたい!)

 

問題は・・・・・とりはずしちゃった便座だ。 

まぁ、便座だけならのっけておくだけでも使用はできるので、どーでもいいんだけど、もっと大変なのは、給水ホースもとりはずしちゃったので、不用意に止水栓を開けることができないことだ。 

まかり間違えば水は駄々漏れとなり、集合住宅における最低最悪な階下への水漏れという損害賠償責任問題になりかねない。 

一昼夜といえども、これはコワイ。 

翌日の出勤時には、トイレ内の止水栓のみならず、大元の水道水栓も閉めて出かけた小心者の私である。

 

月曜日、すべての仕事を振り切って、定時で帰宅。

届いていた分岐水栓を手に、夕食も取らずに、中断していた作業を再開だ。

ここから先はサクサク進む。 

今までのことに比べれば、トイレが狭くてモンキーレンチを回すのが大変なことなど、どーということもない (笑)

 

  

 

完了までに30分。 

恐る恐る止水栓を開け、水漏れがないことをしばし観察。

試運転にて無事に動くことが確認できたときは、ちょっと感動いたしました (笑)

 

もちろん、快適 (笑)

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祭とまつり

2013-05-12 22:13:13 | お祭り・イベント

遡ること10年近く前の2004年から、毎年絡み続けてきた 『ひの新選組まつり』

今年は、残念ながら仕事がらみの研修がかぶり、9年続いたひの通いの記録が途絶えることとなりました。

 

残念ではありますが、今回の研修を受けたうえで、某社内資格に受からないと 『給料減額』 という、ある種イジメのようなお達しが発せられているからには、逃げるわけにもいきますまい。

 

今年の新選組まつりは基本に戻って、パレードの前日 5/11 が隊長コンテスト、翌日 5/12 がパレード本番、その上、あの甲州街道を全面通行止めにするという快挙も成し遂げられた一味違うまつりだったようですね。

 

さて。

5月11日、それは土方歳三殿の命日である。

後ろ髪は高幡不動方面から思いっきり引っ張られながらも、仕方なく向かった研修先は神田であった。

神田の駅を降りて・・・・・驚いた。

ここって・・・神田祭の御神輿巡行ルートだったのかっ!

神田祭が行われていることは知っていたけれど、ルートがどこかなんて、まったく知らなかったもんだから・・・!

 

研修中にはお囃子の音や、たぶん御神輿が通過しているであろういなせな掛け声が外から聞こえ、まったくもって研修の内容が頭に残ることのない数時間であった。

休憩時間に外へ出た時に、偶然通りかかった御神輿を一基だけ撮影できましたが、これだけでも、神田に来た甲斐があったってもんだわ (笑)

 

  

 

研修終了後は東京駅へ。

 

 

明るくて綺麗になった東京駅丸の内側駅舎を通り抜け、JPタワーKITTEへ。

空中庭園から見た東京駅は、雨に洗われて艶々でした。

 

 

 

今年は新選組結成150年の節目の年。

「ここから新幹線に乗れば、あっという間に京都なんだなぁ・・・・」と、京のおばんざいをつまみながら、こっそり土方氏を偲ぶ私でございました (笑)

 

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復興の力

2013-05-08 07:24:53 | 旅行

宮古から国道45号線を南下する。

海に沿って走るこの国道沿線には、あの日の大津波で大きな被害を出した地域が数多く点在している。

 

あの日から2年と2ヶ月。

2年2ヶ月前のこの場所のことを、私は映像や写真でしか知ることはできない。

しかしながら、まっすぐな舗装道路の両側にびっしりと広がる家の土台は、かつてその場所に多くの建物があったことを物語っているのだ。

 

 

山田線・大槌駅のホームに立って、かつてこの先に延びていたはずのレールを、そして駅前に続いていたであろう商店街の姿を想像する。

 

 

・・・・・・・・本当に辛くて悲しい光景だった。

 

旧大槌町役場庁舎跡には、献花台が設えられ、鎮魂の生花が供えられております。

 

 

 

数日前に、被災した大槌町役場の正面部分が保存されるという報道を耳にしました。

明治29年の明治三陸津波、昭和8年の昭和三陸津波、昭和35年のチリ地震津波。

そのたびに多くの町民が、幾度となく犠牲になったそうです。

そしてまた今回の東日本大震災。

この場所を保存することで、繰り返される悲劇にストップがかかるのであれば・・・・・・・。

 

震災から8ヶ月後にテントづくりの食堂でオープン、その後プレハブに建替えられた 「おらが大槌復興食堂」 です。

 

 

ここは、地面に座り込んでお弁当を食べている多くのボランティアの人たちの姿を目にしたことをきっかけに作られた食堂だそうです。

今日のお昼ご飯は、ここで頂きますよ!

私がいただいたのは、新鮮な海の幸満載の 「特選海鮮丼」

美味しくて、あっというまにいただいてしまいましたが、気がつけば写真も撮り忘れておりました orz

 

大槌町には、あの 「ひょっこりひょうたん島」 のモデルになった 「蓬莱島」 があります。

トヨタのコマーシャルでご覧になった方も多いんじゃないかな。

 

いいなCM TOYOTA ReBORN ひょっこりひょうたん島 「大槌町」篇60秒

 

 

「苦しいこともあるだろうさ 悲しいこともあるだろうさ だけど僕らはくじけない 泣くのは嫌だ笑っちゃおう」

三陸海岸の復興に祈りを込めて。

 

 

 

決して忘れません。 また必ず行きます!

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宮古の海

2013-05-06 21:30:48 | 旅行

ホテルの朝食はバイキングである。

まぁ普通のバイキングではあるのだが、メニューのウリにある 「海鮮丼」 が秀逸であった。

 

  

 

サラダや目玉焼き、パンやコーヒーをとった挙句に、自分でせっせと海鮮丼もつくる (笑)

日によって具が違うらしいが、この日はサーモン、鮪、しらす、いくら。 

パラッと海苔をのせていただきました。 (ちなみに大きさは 「丼」 ではなく 「椀」 であった/笑)

 

さて。

計画段階ではバスで岩手県沿岸へ向かおうと思っていたのだが、直前に計画を変更し、レンタカーを借りることにした。 

直前の予約だったこともあり、盛岡駅前のレンタカー屋さんで借りた車は 「秋田ナンバー」 だった。

・・・・・・・もしかして、秋田から車を借りてきたのか?? (笑)

 

走ったことのない場所を走るのは楽しい。

午前7時半頃に出発した車は、区界高原や、やまびこ館等、道の駅で休憩しつつも、国道106号線を至極快適に走り切り、およそ2時間で宮古・浄土ヶ浜に到着した。

浄土ヶ浜ビジターセンターに近い第一駐車場が満車のため、ぐるぐる回って第二駐車場へ向かったのだが、実はこの駐車場、私が行きたい場所に向かうには、結構都合のいい場所であった。

 

その場所は・・・・・臼木山山頂 (爆)

 

  

 

浄土ヶ浜の背後に位置し、遊歩道も整備された公園になっている臼木山は、15分程度で、宮古港海戦の説明が書いてある 『宮古港海戦解説碑』 がある山頂まで上ることができます。

はい、もう想像がつきましたね。 

新選組副長だった土方歳三が、箱館政府の陸軍奉行並として宮古港海戦に参戦、 「回天」 に乗り込み 「甲鉄」 奪取作戦 「アボルダージュ」 を決行した場所ですよ。

 

 

 

まぁ結果は完敗でしたが、宮古港海戦の舞台となった海が見下ろせる場所に立ってみたかったんですわw

浄土ヶ浜お台場展望台入り口には、 『宮古港海戦記念碑』 もあります。

 

 

臼木山を降りて、奥浄土ヶ浜から海岸線を歩き、中の浜へ。

青の洞窟を巡るさっぱ船遊覧は、希望者が多すぎて一時チケット販売を中止するほどの大盛況だった。

しばし、海を見つめる。

 

  

 

目の前には浄土ヶ浜の美しい海が広がっている。

ボートが穏やかな海に浮かび、ウミネコが岩のうえで翼を休める。

 

 

 

大波をかぶったはずの浄土ヶ浜の岩は、以前と変わらぬ美しさを保っているように見えたが、市街地の風景は一変している。

・・・・・・決して凶暴な海には見えないのだが、自然と共存するための覚悟はどこかに持っていなければいけないのだろう。

そしてそれは、決してこの地に限ったことではないはずだ。

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盛岡の桜

2013-05-05 23:32:44 | 旅行

今年の春は本当に天候が不順である。

関東では3月に桜が満開になったくせに、4月に入ってからは異常な寒さが続いている。

岩手も、当初晴れの予想だった連休後半が、ふたを開けてみればやはり寒いまま。

そんな5月3日に降り立った盛岡の空は、どんよりと暗い雲が垂れ込めていた。

 

 

到着後、盛岡駅前バス停案内所にて300円乗り放題のバス一日券 「でんでん虫号一日券」 を購入。

時間は1時を少し回った頃だったが、新幹線の中でしっかり弁当を食べたばかりの昼下がり、そのまま市内循環右回りのバスに乗って、 「啄木新婚の家」 へ向かう。

 

明治38年5月、19歳で結婚した啄木が新婚生活を送ったのがこの家である。 

 

 

 

といっても、実際にここで生活したのは3週間ほどであるが、盛岡唯一ともいうべき啄木の遺跡がほぼ当時のまま残されているのは、奇跡に近いのかもしれない。

それにしても 「Takuboku's Honeymoon House」 (*^_^*)

 

 

次に向かうは、石割桜。

関東での花見の時期を逸した私が、桜の開花を追いかけてきた格好であるが、なんとか間に合いました! (満開プラスワンぐらいかな)

とうとう降り出した冷たい雨をものともせず、たくさんの観光客たちに囲まれているこの石割桜は、直径 1.35 m、樹齢 360 年を超えると言われるエドヒガンザクラである。

新選組好きな私は、壬生義士伝の中で吉村貫一郎が力説した 「盛岡の桜は石ば割って咲ぐ。  春に先駆け、世にも人にも先駆けて、あっぱれな花こば咲かせてみろ!」 という言葉をふと思い出した。

それにしてもこの狭い岩の割れ目からぐいぐいと生えている石割桜、月並みではありますが、生命力を感じますね。

 

 

 

ここから盛岡城跡まで散策の予定なのに・・・・・雨である。

春の雨は風情があるとはいうものの、ちょっと肌寒い。

 

中津川にかかる上の橋へ向かう道すがら、餅菓子屋さんでちょっと休憩することに。

細かくしたクルミを混ぜた甘辛の醤油ダレがたっぷりかかっているお茶もちを頼み、お店の中で食べさせていただいた。

お餅も美味しいが、入れていただいた暖かいお茶が嬉しい

 

 

おなかも心も温まったのち、雨の中の散策を続ける。

 

「上の橋」 は、先ほど挙げた壬生義士伝の中で、吉村貫一郎が南部藩を脱藩する夜、娘のミツに涙の別れを告げた橋である。

慶長14年銘の擬宝珠が残っておりますが、川といい擬宝珠といい、確かに京都の三条大橋に似てるかも。

 

  

 

中津川沿いを散策しつつ、盛岡城跡公園へ向かう。

途中、南部煎餅を買ったり、雑貨を見たり。

 

 

盛岡を代表するルネサンス建築・岩手銀行旧中ノ橋支店。 

現在は内部見学ができないそうで残念至極。

 

  

 

盛岡藩南部氏の居城であった総石垣造りの平山城・盛岡城跡。

城自体は残っていませんが、高い石垣が美しいですね。

ああ、天気が良ければなぁ。

 

 

 

さて初日ラストの写真は・・・・・・晩御飯の冷麺だ (笑)

 

 

中辛の普通盛り冷麺 (プラス焼肉w) 美味しくいただきました!

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もうすぐGW

2013-05-01 07:04:14 | 雑記

だって、4/27 (土) は出勤だったし、4/30 ~ 5/2 も普通に仕事なんだもん。

 

思えば怒涛の繁忙期で、すっかり忘れていたGWの存在を思い出したのは、4月に入ってからのことだった。

そんな時期に 「桜を見に東北へ行きたい・・・・」 と戯けたことを思っても、宿はとれない・足もない (爆)

それでも悪あがきでキャンセル待ちだけは入れ、だめなら諦める・・・・・といういい加減、かつ潔よいノリのO型人間に、旅の神が微笑んだのは、4月28日のことだった。

・・・・・世の中的には既にGW突入してますがな。

 

・・・・・・というわけで、私のゴールデンウィークは、5/3 からの 4日間。

岩を割って咲く石割桜、果たして間に合うでしょうか。

 

  1987年の宮古・浄土ヶ浜

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