3月14日、北陸新幹線が開通しましたね。
テレビでは、一番列車を空撮で追いかけたり、各駅での祝賀行事の模様が紹介されたりで、ややテツな私もちょっとワクワクしてしまいました。
ああ、時代はついにここまで来たか・・・・なんてね (笑)
さて。
亡き父は長野県・上田出身、亡き母は、新潟県・直江津出身です。
従いまして、この両地域には親戚が多く、また子供のころは 「おばあちゃんち」 という意味合いでも、夏休み等々に訪れる機会が多い場所でした。
学齢前まで話を戻すと、上野から直江津までの直通 「普通」 列車が12時間 (記憶は曖昧。もしかしたら8時間ぐらいかも/笑) かけて走っていたなど、のどかすぎる時代もあったようなのですが、私の記憶として確かに残るのは、 「特急・白山」 でしょうか。
この列車は上野から金沢まで直通で走る、北陸新幹線の前身のような列車でしたが、この 「白山」 に乗ると、直江津まで約4時間で行くことができました。
両親どちらの実家へ行くのも網羅できるこの列車に、子供の頃は大変お世話になっておりましたね。
1982年、上越新幹線が開通 (当時は大宮始発) したのち、本数こそ少なくなったものの、まだまだ 「特急・白山」 は現役でした。
なにより直江津まで乗換なしで行けるので、列車に乗ることが苦になるわけでもない私は、まだまだこの列車を愛用 (笑) しておりました。
それが一変したのは、1997年の長野新幹線開通ですね。
これにともない、在来の信越本線が 「しなの鉄道」 として切り離され、直通の特急列車が姿を消しました。
しかしながら、上越新幹線の越後湯沢から、やはり1997年に開業された 「北越鉄道・ほくほく線」 に乗り継ぐことにより、時間は大幅に短縮されることとなったのです。
なんと、2時間45分ほどで直江津まで行けるようになったのですが、直通で行ける慣れ親しんだ列車がなくなってしまったことに、なにか寂しいものを感じていたのも事実です。
(左)1998年9月まで使用されていた趣のある旧・直江津駅舎 (右)2000年4月からは新駅舎に建て替えられました。
さて、今回の北陸新幹線の開通によって、何が変わったでしょうか。
直江津に一番近い駅は、 「上越妙高」 ですが、直江津へ行くには、やはりここで信越本線から分離独立 (?) した、 「えちごトキめき鉄道」 に乗り換えねばなりません。
しかしながら、所要時間は上越新幹線+ほくほく線経由よりも、30分ほど短縮されました。
ただし、北陸新幹線で直江津へ行くには、 「はくたか」 (各駅停車) を選ぶしかないので、時間によっては、どっちが便利、とは言えないかも知れませんね。
まぁ、高田城跡や春日山城跡へ行くには、この北陸新幹線は便利かも知れないけど (笑)