勤め人の多くは、旧盆時期が夏休みになることが多いようである。
しかし今年はその出鼻をくじくように8月11日、静岡で震度6の大地震が発生・・・・!
この時期にしか帰省できない勤め人の中には、 【高速道路ETC割引1,000円乗り放題】の恩恵にあずかろうと思っていた方々が多かったようだが、考えることはみんな同じの大渋滞のうえ、東名高速の崩落でダブルパンチだ。
Uターンラッシュに間に合わそうと突貫工事をしているのは結構だが、間に合わせるだけの手抜き工事だけは勘弁してくれ・・・と願う私も夏休み中。
さて。
私の夏休みも御多分にもれず旧盆真っ盛りの8月12日から5日間。
初日から、暑苦しく伸びた髪をバッサリ切ったり、母の元へ行ったり、普段行けない銀行巡り・役所巡りをしたり、父の墓参に行ったりして、あっという間に2日間を消費。
そして三日目。 ようやく私自身のイベントがやってきた。
一昨年、 埼玉の調 (つき) 神社 に連れて行ってくれたRちゃんが、『佐原』 に行きたいといっていたので、 「どうよ?」 と声をかけたところ、 「旦那は仕事だし、子供は行方不明だし (おい) お盆の行事はなーんにもない」 と不満そうだったので、その貴重なる1日(笑) をお借りすることにした。
佐原といえば掘割のある旧い町並みが有名だが、神社つながりの私たちは、その前に香取神宮へ寄ることにした。
数年前の大河 『新選組!』 で、香取クンが竹刀を振るう道場の背景にかけられていた軸が、【香取大明神】 だったことから、 【そんなギャグはいらない!】 とおもいっきりバッシングを受けていたのが思い出されるが、ここがその 「香取大明神」 の由来となっている神社である。
もちろん三谷さんのギャグなどではなく、正真正銘武士道の神様であることは言うまでもない。
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この後、佐原の旧い町並みへ。
この風景、倉敷を思い出すんだよなー、私。
・・・・ってことで倉敷の美観地区の写真を並べてみたら、やっぱり違うか(笑)
それにしても昔の写真って、もれなく己の姿がついてくるな・・・(我ながらウザイ)
インテルサットが映し出す日本地図と寸分たがわぬ日本地図を作成した伊能忠敬の足跡をたどる伊能忠敬記念館 と、その旧宅もたどる。
さて、ちょっと遅いお昼ごはんは、小堀屋本店 (1782年創業)へ。
当時の建物はその後の火災で焼失しているものの、明治25年に建築された建物は雰囲気満点。
私たちが選んだのは、 【黒切蕎麦】 である。 この真っ黒いそばには、日高昆布が練りこんであるそうだ。 美味♪
近所には小堀屋別館もあり、同じものが食べられるのだが、やっぱりこちらの方が人気が高いようで、中途半端な時間だったにも関わらず行列しておりました。
ちなみに別館は、旧千葉銀行佐原支店で、昭和4年建築のハイカラ・レトロな建物である。
食後のデザートはこれ。 掘割を渡る風に吹かれつつ(笑)

この日の夜には小路の行灯に火が灯り、川面に揺れる幻想的な光とさわら囃子が楽しめる・・・・とのことなのだが、これから埼玉まで帰らねばならぬRちゃんと共に、日が落ちる前に当地を離れる。
それを見ることが叶わなかったRちゃんは、とってもとっても名残惜しそうでした(笑)