Catnap Room of にゃんこ

心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつけてます♪

新幹線・途中下車の旅④ ~ 米沢編 ~

2022-10-30 11:57:51 | 旅行
今回の旅、真打は米沢であるが、 3 日目のこの日は、邪道な国盗りミニトリップを仕込んでおりましてね。



山形県の米沢から、新潟県の坂町まで走っている JR「米坂線」
この米坂線も、 8 月の豪雨で不通となり、現在は米沢-今泉のみが臨時ダイヤで運行されており、今泉-坂町は代行バスにてつながっている。
その米坂線の路線図と、国盗りマップ(爆)を見比べているうちに気が付いた。
今泉まで行くことができれば、「南陽・上山」「長井」の 2 国が盗れる!



事前に yahoo の路線情報で調べる限りでは、 1 時間で往復できそうだったのだが、現地の臨時時刻表を確認すると、途中駅の停車時間の関係で、復路の乗り継ぎがうまくいかず、往復で 2 時間近くを要することがわかった。
でもせっかくここまで来たんだしなぁ・・・・と諦めきれずに地図を見ていたら、代わりに面白いことに気が付いた。
今泉からの復路、「米沢」まで戻らず、「西米沢」で下車すると、徒歩 17 分(1.1km)で「上杉家御廟所」へ行けるじゃないの(笑)
うんうん、無駄じゃない、これは採用だ!

 

「上杉家御廟所」 は、上杉謙信の廟を中心に、上杉景勝や、上杉鷹山ら歴代米沢藩主の廟屋が並ぶ荘厳な場所であり、心静かに参拝することが出来る。



その奥方や子女たちは、新潟県上越から米沢に移された 「春日山林泉寺」 に埋葬されているということを知ったので、それならば、林泉寺へも行きたいと思い、地図を見ながらアクセスを検討していたら、徒歩 27 分(1.9km)の場所に位置していることがわかった。
「上杉神社」へ行くには少々回り道ではあるが、こちらへも寄ってみることにする。



上杉景勝の家臣であった直江兼続は、夫妻でこの墓所に埋葬されているが、景勝公の婦人・菊姫をはじめ、歴代藩主の奥方や子女は、こちらに墓がある。
なんだかはなればなれに埋葬されているのは、寂しそうだなぁ。

ここ林泉寺の本堂では、ガイドのおじ様に、詳しくご説明を伺うことができました。
上杉謙信のおひざ元である、新潟県上越市生まれの私ではあるが、上越で亡くなった上杉謙信の墓がなぜこの米沢にあるのか、また、上越の林泉寺とここ米沢の林泉寺との関係など、詳しく知らなかったことも、非常にわかりやすい説明を聞いてなるほど納得。
当初は予定に入れていなかった場所ではあるが、訪問してよかったわ。

さて、ここからは、いよいよ米沢城跡(上杉神社)へ向かいますよ!
米沢市内には、循環バスが走っているのだが、その本数は、 1 時間に 1 本程度と、決して多いわけではない。
林泉寺から上杉神社へ向かうため、再度地図を確認したところ、ここからも徒歩 17 分(1.2km)ほどで行けることがわかる。
どこへ行くにも微妙な距離で (笑)、つい歩いてしまうじゃないかー!

ここに米沢城があったことを確かに実感させる、お濠に囲まれた美しい上杉神社は、上杉謙信を祭神として、米沢城本丸跡に建立されております。

   

米沢第 10 代藩主・上杉鷹山公の銅像のそばに建つ碑に刻んである、「為せば成る 為さねばならぬ何事も」という有名な銘文を読みながら、この言葉、ウチの両親がよく言ってたなーと、ふと思い出した。



直江兼続の遺品や美術品が収められている 「稽照殿」 には、有名な「愛」の前立て兜が収蔵されているのですが、残念ながらこの日は「展示がお休み中」で見ることが叶わず、残念。



二の丸にあたる場所には、上杉伯爵邸(上杉記念館)庭園もあり、自由に散策もできますよ。

上杉神社の一角にある、「上杉城史苑」 の中の café で一休みしながら、米沢駅行きのバス時刻表と地図を見比べていたわけですが、 30 分近い待ち時間。
そして駅までの距離 2 km・・・・・ 30 分あれば、歩けるじゃん(笑)
結局、米沢市内をすべて歩きつくした私でした。



いよいよ、縦横無尽に動き回った私のみちのくひとり旅も、フィニッシュが近づいております。
米沢 14:38 発「つばさ 144 号」にて帰宅の途に就く。

自宅最寄りの駅についても、「まだ使えるよ」とばかりに自動改札から吐き出されるきっぷを手に、後ろ髪をちょっとだけ惹かれる思いで、旅の終了といたしました。



それにしても、この東日本パス、いいわぁ。
またやってくれないかなぁ。
そうしたら、今度こそ「五能線の旅」実現させるのになぁ。
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新幹線・途中下車の旅③ ~ 食べ物メインの2日目編 ~

2022-10-30 10:18:21 | 旅行
宿泊したホテルは、朝食付きである。
朝食付ではあるが、実は 2 日目の朝食は、ぜひ食べたいものがある。
なぜ朝食付きのプランを予約したかというと、何しろ直前の予約だったので、このプランしかとれなかった・・・・というのが理由である。
それでも、旅行割で 40 % 引きなので、文句を言える筋合いではない。
朝食は放棄しようかとも思ったが、不足がちな野菜少々と、大好きな珈琲のみ頂いてホテルを後にする。

ホテルから徒歩 2 分で 「青森魚菜センター」 へ到着。



7 時から営業だと聞いていたのに、建物の中は、既に長蛇の列であったこの場所は、「青森のっけ丼」が食べられる場所である。

 

お魚や総菜の市場なのだが、受付で食券を 10 枚購入し、そのうちの 1 枚を使った白飯の上に、残り 9 枚の食券を使って好きな具材を買って乗せて作っていくオリジナル丼。



私は、さんざん目移りした挙句、「特大海老、中トロ、ホタテ、サーモン、ヤリイカ、いくら」を乗せてみました。
ホタテには珍しいヒモもついているし、イカもこりこりして美味しい~。



来てよかったわー、満足満足。

この後のコースは、当初、国盗りに特化したマニアックなルートを考えておりました。
往路の新幹線上で、以前取りこぼした「国」を、今回も取りこぼした場合、青森から盛岡までを青い森鉄道(旧・東北本線)で移動しようと考えていたのである。
しかしながら、幸運にもその必要はなくなったので、新青森 9:53 発「はやぶさ 16 号」に変更し、新幹線で仙台へ向かうことにした。
優れモノの乗り放題きっぷ、指定券の変更も、何回だってできるんだよー。

仙台到着 11:29 、駅構内の牛タン横丁にて、牛タン定食を食べる。

 

JR 東日本パスを持っていると、ウーロン茶が 1 杯、無料でついてくるという特典付き(笑)

この後は、 13:45 仙台発 「やまびこ 142 号」、福島 15:35 発「つばさ 141 号」に乗りついで米沢へ向かう。
福島でも待ち時間を利用して途中下車し、駅前散策。

さて、米沢といえば米沢牛!
ディナーは米沢牛のステーキとか、すき焼きとか、しゃぶしゃぶとか・・・・・・考えないわけでもなかったのですが、ここはぐっと抑えて、全国で一番売れるという噂の駅弁 「牛肉どまん中」 (笑) を購入し、ホテルでまったり。

 

実は東京駅でも買える有名駅弁ではありますが、やっぱ米沢名物は米沢で食べるのがいちばん!ですよね?
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新幹線・途中下車の旅② ~ 青森・弘前編 ~

2022-10-27 18:22:00 | 旅行
もともと朝型の人間なので、早起きはまったく苦にならない。
東京 7:32 発の「はやぶさ 5 号」に乗車し、新青森へ向かう。
所要時間は 3 時間 20 分で、新青森到着は 10:52 予定だ。

盛岡を通過したあたりで、おもむろにスマホを取り出し、「ケータイ国盗り合戦」のアプリを起動。
2014 年に八戸へ行った際、地図上ではとれるはずだった「玉山」と「三戸」を取りそこなっていたのだが、今回は慎重に画面をタップして無事 GET、滞りなく新青森に到着した。

新青森で 11:29 奥羽本線の快速に乗換え、 30 分ほどで弘前に到着、市内循環の 100 円均一バスにのって「弘前城」へ向かう。
それにしても、弘前城至近のバス停が、「市役所前」とか「文化センター前」とか、観光客を意識してないな(笑)

ちょうどお昼時なので、弘前公園へ行く前に向かったのは、追手門からほど近い場所にある藤田記念庭園内の「大正浪漫喫茶室」
ここで「アップルパイ」を食べようと思いましてね。
7 種類のアップルパイの中から、津軽夢りんごファームのふじと紅玉を使ったパイに、バニラアイス・ベリーソース・クッキーを添えたスペシャルプレートを選ぶ。

 

ランチ・・・・・ですよ、だって青森のアップルパイ、食べたかったんだもーん!
甘いものでエネルギーチャージした後は、弘前城へ向かいます。

1611 年に築城された天守は、 1627 年に落雷により焼失しているのですが、 1811 年に天守再建が叶い、江戸時代に再建された天守としては、東北地方に唯一現存するものです。

 

弘前公園からは、岩木山もくっきり見えますが、紅葉にはちと早いのかなぁ。

 

ちなみに現在、この弘前城天守は、 100 年ぶりの石垣修理のため、本丸の内側に約 70 mほど移動しており、元の場所に戻るのは 2025 年頃・・・・・らしい。
ある意味貴重な時期の訪問でしたね(笑)

初日に、青森もちょっと観光したいので、 14:47 弘前発の 「急行つがる 3 号」 で、青森へ戻ることにいたします。
この JR 東日本パス、急行だろうと特急だろうと新幹線だろうと、自由席は乗り放題ですからね、使える上級列車は積極的に使いますよ(爆)

 

1988 年に、青函トンネルが開通するまで、本州・青森と北海道・函館を結ぶ大動脈は、この青函連絡船であった。
私は、残念ながら、この青函連絡船に乗っていない。
旧国鉄の貨物車両すらレールに乗せて搭載可能な稀有な存在であるこの青函連絡船のメモリアルシップ・八甲田丸の船内には、盛況だった時代の声が聞こえてくるような気さえする。

 

乗ってみたかったなぁ、青函連絡船。

2020 年、 2021 年は、コロナ禍により中止となっているが、 2022 年夏、 3 年ぶりに青森ねぶた祭が開催された。

 

人数制限もあり、参加も事前登録しているハネトのみと、コロナ以前の祭りに比べると、相当コンパクトになっていたようですが、それでも祭りができるという喜びはひとしおだったのではないでしょうか。

 

工事中の青森駅から 5 分の場所にある 「ねぶたの家ワ・ラッセ」 には、そんなねぶた祭に出陣した大型ねぶたが展示してあります。
間近でみると、大きくてカッコいい~!

この後、ホテルにチェックインしてから再度外出、青森県観光物産館アスパムへ。
ホテルで頂いた 「青森県おでかけクーポン」を使って、職場用のお土産を購入しようと思いましてね。
乗り放題きっぷを使って青森へ行く・・・・とひとりに話したら、あっという間に職場中に広がっておりましたので(苦笑)
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新幹線・途中下車の旅① ~ 序章 ~

2022-10-27 18:21:28 | 旅行
以前、ちょっとだけネタで取り上げましたが、テツが群がる 「JR 東日本パス」 を利用して、 2 泊 3 日の旅に行ってきました。

実は今回の旅の礎には、幻となった貴重な行程があります。
この話を忘れてしまうのは残念すぎるので、今回は序章としてそのお話を。

さかのぼること 4 ヶ月ほど前、鎌倉の紫陽花巡りに同行していただいた友人と、この切符を利用しての旅行を計画いたしました。
私は米沢から、東北の日本海側を経由して北上したいと考え、友人は五能線に乗ってみたいという双方の希望が一致し、 6 月半ばには、すでに行程表まで作りあげ、 7 月半ばには、ホテルの予約も終えておりました。



ところが、 8 月上旬、東北地方日本海側を襲った大雨にて、五能線をはじめ、内陸を横断する鉄道が、土砂崩れ等の大きな被害により運航中止を余儀なくされ、我々が作り上げた行程のメイン部分がつながらなくなってしまったのです。

9 月半ばまで様子を見ていたものの、五能線 (岩舘-五所川原) や、米坂線 (今泉-坂町) は、今なお不通となっており、 2 人の目的であった 2 日目の行程が遂行できず、さりとてその他の行程は頭に浮かばないまま、この計画は白紙に戻すことになりました。
「リゾートしらかみ」 を使った五能線は、未だ復旧の見通しすら立っていないけれど、いずれ世界遺産・白神山地にある十二湖を旅する日が来ますように・・・・と祈りつつ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

それから約 1 ヶ月後、 10 月半ばの三連休 (8 日~ 10 日) 、テレビを眺めていた私の耳目に届いたのは、 10 月 11 日から全国を対象にした旅行支援が開始されるというニュースでした。

「格安の乗り放題きっぷに加え、 40 % の旅行支援に、 3,000 円のクーポン付かぁ・・・・」
以前計画していた旅程が脳裏をよぎるが、現時点で遂行することはもちろん不可能である。
それでも、「どこかへ行きたいなぁ・・・・」という気持ちが、無意識にベクトルを大幅に変えた、別の行程を考えさせる。

JR東日本管内で一番遠い 「青森」 へ行き、 「ケータイ国盗り合戦」 にて取りこぼしている 「国」 を拾いつつ(まだやってるのかよとかいわない) 、新幹線を途中下車しながら、最終的には米沢を目指す・・・・・。
行程を考えていくにしたがって、だんだん旅心が膨らんでくる。

10 / 10、行動に便利な場所をチョイスして、青森および米沢のホテル予約完了。
同時に 「えきねっと」 で「 JR 東日本パス」 とそれに付随する指定券を手配。
10 / 11、既に抑えた宿に旅行支援割引を適用させて、準備完了。

10 / 20 (木) 早朝、 10 日前にバタバタと作った行程を、イキオイで実行に移すこととなりました(笑)
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