未曽有の大震災から1週間。
報道される内容は悲しく辛い話が多いのだが、日本人の底力は、必ずや報道の内容を覆す力を持っていると信じている。
私たちが日本の未来を期待せずして、国が存続できるわけがない。
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私が勤めている会社 (不動産関係) でも、この一週間は、いろいろな影響を感じさせる出来事が多かった。
通常であれば、3月といえば繁忙期も頂点を超えつつある時期である。
学生の卒業や社会人の転勤で、それまで住んでいた部屋を解約し、入れ替わりに、4月からの新入生や新入社員たちが新しく部屋を契約する。
そんな新陳代謝が活発な時期の後半で起こった大震災。
被災した方が、関東にいる縁者を頼って部屋を探している。
透析が必要な方が、大きな病院に通える場所で部屋を探している。
空いている部屋があれば、一刻でも早く入居させてあげたい一心で、各業者間とのコーディネートを毎日ものすごいスピードで続けていく。
私にできることは、職務を全うすること。
事務所は、いままで計画停電の輪番にあたっていない。
仕事をする中で、これは非常に幸いなことである。
ちなみに自分の家はほぼ毎日律儀に停電しているらしいが、自分は家にいないのでまったく気にならない (笑)
家の中ではちょっと厚着している程度で、暖房はつけなくても大丈夫。
幸か不幸か、帰宅も遅いし、疲れてもいるので寝るのも早い。
もともとチャリンコライダーなので、30キロ離れた母の元へ行くとき以外は、車も不要。
ガソリン待ち渋滞を横目に、自転車でその横を駆け抜ける。
仕事上ではちょっと不便に思うこともあるけれど、5~6キロの距離なら自転車が大活躍だ。
私にできることは、今ある資源を大切に使うこと。
昨日あたりはだいぶ解消されていたようだが、日用品や保存食品の品薄状態にはびっくりでした。
モノがなくなると不安になるのは人情でしょうが、関東の品薄がそんなに何週間も続く道理がない・・・と信じて、ウチにある乾物類を確認し、これでどんなものが作れるかをゲーム感覚で考えている間に、スーパーの食品棚に品物が戻ってきた(やっぱりね/笑)
私にできることは、必要としている場所に物資が届くように努力すること。
一昨日、有志一同で義捐金を振り込んできました。
今、寒くて震えている方々が暖かく過ごせるように。 暖かい食べ物を食べられるように。
そして一日でも早く、東北の地が、そして不安に思っている日本人が活力を取り戻せるように。