買ってから約1年のデジカメ液晶に、なにやら黒い影が映りこんでいることに気がついたのは、仕事の写真撮影をしている真っ最中だった。
賃貸募集のサイトに載せる室内写真を撮っていたのだが、室内にぼんやりとした黒い影が写りこんでいるのは、どーもヤバい感じ (笑) なので、そこはササっと修正し、デジカメはメーカーに送って分解掃除をしてもらうことにした。
どうやら保障期間で対応もできそうなので、よかったよかった (笑)
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さて。
先週末、群馬県みどり市にある、 『富弘美術館』 へ行ってきました。
昭和45年に群馬大学を卒業し、中学校の体育教師となった星野富弘氏は、クラブ活動の指導中、不慮の事故により頸髄を損傷、首から下の自由が利かなくなってしまいました。
この美術館は、今までスポーツ万能だった氏が、その事故以降、突然動けなくなってしまうという絶望の淵から這い上がり、口に筆をくわえて描き続けた詩画作品を展示している美術館である。
この柔らかい絵と詩、目にしている方も多いんじゃないのかな。
20代前半の頃に、この星野氏が書いた 『愛、深き淵より。』 を読んだのが氏との最初の出会いであるが、それ以来、私は氏の描く優しい詩画が大好きになりまして♪
平成3年、群馬県勢多郡東村 (現在は群馬県みどり市) に、使われなくなった老人福祉施設を改造して作られた村立富弘美術館ですが、平成17年には、老朽化した建物の隣に、斬新なデザインと完全バリアフリーの優しい建物を新館として建築 (旧館はその後解体) したという話を聞いてから、 「ぜひ行きたい」 と思っていたわけですね。
場所は、群馬県桐生市の桐生駅から、栃木県日光市の間藤駅を結ぶわたらせ渓谷鉄道の、神戸 (ごうど) 駅からバスで10分のところにあるのだが、今回は車でアプローチ。
ネットで情報収集をしていたら、背後に草木湖をたたえた、美しい場所の写真が眼に入る。 うわー、行きたいー。
・・・・・ということで、土日休みが確保された週末に行ってまいりました・・・・・が。
気がついたらデジカメがない。
もちろん予定も延ばせない・・・・・orz
あちこちの道の駅に寄り道しながら、群馬県の桐生市へ向かい、そこから山間の国道122号線へ入る。
渡良瀬川に沿って進むこのルート、わたらせ渓谷鉄道に乗って、のんびり行くのも絶対に素敵だっただろうなー (笑)
うねうねとした山道を走り、開けた!と思った場所が、草木ダムと草木湖だ。
綺麗! ・・・・・だけどデジカメがない (笑) ので、ケータイカメラで撮影。
このダムからは、2キロほどで、目的の富弘美術館に到着だ。
天気も良かったこの日、美術館は多くのお客さんでにぎわっていた。
ここは、道の駅でもあるので、峠好きな (笑) バイク乗りたちもたくさん。
広い館内に展示されている星野氏の作品に、ちょっと涙がでそうになりながらも、ゆっくりゆっくり、時間をかけて回った後は、なんだかとっても優しい気持ちになっている私でした。
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その後デジカメは怪しい影も消えて、無事にもどって参りました~ (笑)
さてさて、次はどこへ行こうかなー。