高幡地区から日野地区へ、隊士たちを乗せて走るバスは例年、市内の企業から提供されているバスだそうですね。
ダンダラ羽織がみっちり詰まったバスを見送りたい気持ちもあったのだが、今回の目標は「先回り」 なので、隊士集合の召集がかかった時点で、おもむろに高幡不動駅へ向かい、日野駅行きバスに飛び乗る私だ。
日野パレードコースの出発点である日野第一小学校は、生活保健センターのバス停で降りて徒歩数分。
・・・・ここで降りる人、少ないなぁ。 みんなパレードコースの沿道に行っちゃうのかぁ・・・・と思いつつ、走り去るバスを見上げると、まりもさんたちが窓から手を振ってくれていた。
これから行くのは新選組のふるさと歴史館ですかぁ?! 私も思いっきり手を振ってバスを見送る。
日野第一小学校ではまだ関係者の姿も少なかったのだが、そんな中でいち早く到着していたのは、ミスター土方を乗せる「馬」 であった。
こんなトラックに乗せられてご到着。
・・・・・・競走馬だったんですか? このコ (爆笑)
トラックから降りてカッポカポ歩いている姿はいかにも楽しそうだ。
小学校の雲梯の端っこに腰掛けて、カワイイお馬さんの常歩(なみあし) を見ていたところに、隊士たちが続々到着。
一気に賑やかになったと感じながら、私は去年の蒸し暑かったこの日を思い出していた。
去年は日陰に寄り集まって、奴隊のパフォーマンスを見たり、出会った人々や、歴代ミスターの挨拶を聞いていたんだよなぁ。
なので、結構この場所での時間が長かったように記憶しているのだが、今年はサクッと集まって、あっという間に出発だ。
日野第一小学校から川崎街道を経て、いよいよメインストリートとも言うべき甲州街道へ。
もちろん私は小学校の校門を出る隊士を見送った後、ダッシュで日野宿本陣前へと走る。
もちろん沿道は人人人で、私のようなチビが入りこむ隙間はないのだが、たまたまその場を離れた親子の後へと滑り込む。
ふと気がつくと皇帝さまの従軍カメラマンであらせられるKさまが歩道を走っていく。
あらためて、全軍を記録するカメラマンは足が命であることを悟った私だ。
行軍は八坂神社を過ぎ、日野駅前を左折したところで飲み物を受け取る。
隊士たちが歩きながら飲み物を飲む姿は、結構面白い写真が取れるポイントなのだが、すべてのシャッターチャンスを逃す(爆)
ふと前を見ると、馬上のミスター土方にお茶を手渡す小姓・市村鉄之助の姿が目に入った。
素敵なシーンだったのだが、鉄は馬の蔭に隠れて、袴しか見えていません。
が、その働きはもちろん私の目に焼きついております。
・・・・不意に 『 PEACE MAKER 鐡 』 の鉄之助が、土方さんにお茶を運ぶシーンを思い出したけど (笑)
「いなげや」 前では迫力ある殺陣パフォーマンスを目の前でじっくり観戦。
そしてその後は 「ふれあいタイム」 だ (笑)
今年の私は、まさに 「観光客特権」 を利用しての記念撮影に奔走。
とりあえず写真は非公開 (笑)
ふれあいタイムの後は、あの長い坂を上って日野中央公園でのフィニッシュに向かう。
私はといえばどうしてもここから眺めたかった場所「坂の頂上」 で、上ってくる新選組隊士を待ち構える。
・・・・ってことは、隊士たちより早くこの坂を上れってか(^^;;
中央公園前のメイン会場で、まりもさんらと合流。
この時点になると、 「天使のカメラ」 もそろそろバッテリー切れが近づいている。
「ごとうちゃーく」 の人 (いまだに名前を知らない/笑)のアナウンスに気持ちを高揚させつつ、溢れんばかりの観客の間を意気揚々と帰陣してくる隊士たちの姿はやっぱり素敵だ。
さかのぼること数年前、この衆人環視の中で格好よく抜刀したものの、納刀できずにもたもたしている姿が、日野ケーブルテレビで放映されて赤っ恥をかいた “いらん記憶” まで思い出してしまったけど (爆)
中央公園ではパフォーマンスコンテストの表彰式とともに、昨日出来なかった鉄之助への賞状授与、退陣式が行われ、最後はミスター土方の勝ち鬨をもって、第13回ひの新選組まつりも大団円を迎える。
私のひのパレも、バッテリーが切れ掛かったカメラをまーうさちゃんに返してフィニッシュだ。 m(_ _)m アリガトウデス
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今年は例年とちがった視点から見つめ続けたひのパレ。
中にいても外にいても、この地で知り合い、毎年の交流で広がっていく輪を感じ、それを楽しめる自分を再確認できた2日間であった。
【 たとひ身は蝦夷の島根に朽ちるとも魂は東の君やまもらん】
来年のこの日、私はどこにいるのでしょうか。