登米市津山町、川に沿った車道を北へ向かうと、急斜面の下を行くようになります。
その法面は黒色頁岩が剥き出しの箇所が多いものの、モルタルの吹き付けで覆われた箇所
もあり、何れもクズやヤブガラシなどのつる植物に覆われています。
サンカクヅルとかアオツヅラフジの実が生っていることもあるので、法面のつる植物に注
目しながら歩いて行くと、ノブドウのつるの中に濃藍色の実が幾房か見えます。
実の直径は6mmほど、これはアオツヅラフジの実ですね。
二枚とも2021.9.16撮影
アオツヅラフジの葉身は広卵形〜卵心形で長さ3〜12cm、縁に鋸歯はありません。
ただ葉の形は変化が多く、ときに浅く3裂して自転車のサドルのような形になることもあり
ます。葉質はやや厚めの洋紙質です。
アオツヅラフジの根茎は漢方で木防己(もくぼうい)という薬草で、消炎、利尿、鎮痛の効果
があり、リウマチ、神経痛、関節炎のむくみなどに用いられます。
果実にも同様の効果があるようです。
二枚とも2021.9.16撮影
アオツヅラフジは2016年の8月に花を観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/00185dc9459e75ded359d874b6a4382f
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