石巻市の十三浜地区、集落跡上手の荒地の一部に、畑跡と思しき小平坦地が
あって、そこに青いヒヤシンスの花がたくさん咲いていました。チューリップの葉も
点在していますから、以前は畑脇の花壇として手入れされていたのでしょう。
今の時季はヒアシンスのような中・小型の草花でも、葉や花に日射しが届いていますが、
6月になれば雑草やつる草に埋もれてしまうのでしょうね。
尤もヒヤシンスは球根植物ですから、その頃には葉が黄色くなって枯れ始めるのかも ?
二枚とも2017.4.6撮影
ヒヤシンスの球根や、花・葉・汁液には蓚酸カルシウムという有毒成分が含まれています。
蓚酸カルシウムの結晶は針状に尖っているため、接触するとそれが刺さり、炎症をおこし
て強い痒みが表れます。誤食すると、嘔吐や下痢をひきおこします。
体の小さな犬猫の場合は症状が強く出て、重篤な状態に陥ることもあるとか。
2017.4.6撮影
キジカクシ科ヒヤシンス属の多年草で 原産地はギリシャ~シリア辺りとされる。
16世紀にオランダで盛んに品種改良が行われ、多数の園芸品種が育成された。
我国へは江戸時代末期に渡来したといわれる。
鱗茎は卵円形で、長さ直径とも3~5cm、外皮は黒褐色。
葉は根際から出て4~8枚が束生する。広線形で長さ15~25cm、やや多肉質で内面が凹む。
花期は3~4月で、葉の間から高さ15~45cmの太い花茎を直立し、ロート状の花を多数穂状
に付ける。花の直径は3~4cm、6弁花で花弁の先端は反り返る。
一重咲きと八重咲きがあり、花色は白、黄、桃、紅、青、紫と豊富で芳香を放つ。
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