一関市花泉町日形地区北部、丘陵上の集落道を西へ歩いていると、雑木林の中を行くように
なり、その道端に小さなキノコが生えているのを見つけました。
傘は鐘形で直径2~3cm、放射状の溝が印象的ですから、キノコ図鑑をめくれば直ぐに名前
が判るでしょう。なお、雑木林内にはアカマツも点々と生えていました。
二枚とも2019.9.17撮影
キノコ図鑑をめくって似たキノコを探すと、すぐに見つかりました。
「ハリガネオチバタケ」ですね。主に広葉樹林内の地上に生え、群生する傾向があるようです。
名前の由来は、落葉の積もった地面に生え、柄が針金のように細いことから名付けられたよう
です。童話に描かれるようなおもしろい姿をしていますが、食茸には見えませんね。
2019.9.17撮影
ホウライタケ科(旧キシメジ科)ホウライタケ属のキノコで、夏~秋に広葉樹林(稀に針葉樹林)
の腐葉上に生え、しばしば群生する。
傘は直径5~30mm、初め鐘形~饅頭形、のちやや平らに開き、中央に小突起がある。
傘の色は初め淡紅色、古くなると淡褐色に退色する。粗い放射状の溝があるが、これは傘の肉
が極めて薄いため、裏のヒダの形が表面に現れたもの。ヒダは白色~淡黄色で直生~離生し、
ごく粗く数は11~14枚。
柄は長さ2~7cm、直径1~2mmで上下同径。針金状で乾いている。上部は帯白色~帯黄色、
下部は褐色になり、基部に近いほど濃色になる。
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