登米市東和町、山麓の幅広の車道を集落方向へ歩いて行くと、草藪を覆うクズの葉の間か
ら、淡桃色の小さな花穂が覗いているのを見つけました。先日観察したキダチコマツナギ
の花穂のように見えますが、それならもっと枝葉を茂らせ花穂もたくさん見られるはず。
周囲を見回すと、道路端から地を這うかのように枝を伸ばす低木があって、淡桃色の花穂
が幾つか付いています。これは在来種のコマツナギですね。
二枚とも2021.9.8撮影
6年前に石巻市雄勝町で観察して以来、いくら探し廻っても見つけられなかった希少な低
木なのに、こんな道路端に無造作に咲いているとは驚きです。
日当たりの良いのがお気に入りなのでしょう。
林道は林の中を通っているので、日当りを好むコマツナギの出番は無いでしょう。
農道や集落道は頻繁に刈り払いされたり、除草剤を散布されるので、生き繋ぐことができ
ません。残されたのは交通量の少ない市道や県道で、ここは刈り払いがあっても年に一度
くらいしかないことから、花を咲かせ種子を散布することができるのでしょう。
この自生地でも道路の反対側を探すと、幾つかの花を見つけることができました。
二枚とも2021.9.8撮影
コマツナギは2015年の8月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/299ba89dfcd5d5edf49ceea8b37e767e
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