登米市東東和町、小河川に並行する林道を上がって行くと、山側から枝を差し掛ける木が
あって、見上げると丸い実が数珠生りになっています。これはハクウンボクの実ですね。
まだ若い小高木なので実成りが良いとは言えませんが、実は完熟しているようで殻の一部
が剝けていて、中の種子が顔を覗かせています。
二枚とも2021.9.8撮影
ハクウンボクの実は数年前に栗原市で観察していますが、その際は渓谷の木を橋上から見
下ろしたため、細部までは観察できていませんでした。
ハクウンボクの果実は有毒と言われていますが、それは果皮の部分のみで、秋に果皮が割
れて中の種子が現れれば、これには毒がないためヒヨドリやヤマガラなどの野鳥が好んで
食べるそうです。今はまだ果皮の一部が剥がれてきたくらいですが、あと2~3週間もす
れば種子が露出し、野鳥が集まってくるのでしょう。
2021.9.8撮影
ハクウンボクは2018年の7月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/656e964cfb9b9d138321a6c3e8e7dc66
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