里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ハシバミ 雄花序の花芽

2018-03-01 | 日記
気仙沼市本吉町山田地区の田束山麓、丘陵上の集落道を歩いていると、雑木林の
間を通り抜けていきます。少し行くと、右手の低木に赤茶色の房のようなものがたくさん
生っています。よく見るとハンノキの雄花序に似ていますから、カバノキ科の低木でしょう。
たぶん、ハシバミかその仲間でしょう。

樹木図鑑で調べると、ハシバミかツノハシバミの何れかと判りました。
解説文を読み込んだり、写真を見比べてみると、雄花序の花芽で識別できそうです。
ハシバミの雄花序は2~5本の房状に付いていますが、ツノハシバミのそれは殆どが2本で
たまに3本付くことがある程度。私の写真の雄花序は殆どが3~4本付いていますから、
ハシバミで間違いないでしょう。




                             二枚とも2018.2.24撮影

ハシバミの仲間にセイヨウハシバミというのがあります。
へーゼルナッツと言った方が、とおりが良いかも知れませんね。
アーモンドやカシューナッツと並び、世界3大ナッツの一つとされ、原産地は地中海沿岸~西アジア。
生産量の7割がトルコ産で、チョコレートやアイスクリーム、ケーキの素材として利用されています。

栄養価の高いナッツで、各種ミネラルやビタミンが多く含まれています。
カルシウムを多く含むので、骨や歯を丈夫にする働きがあり、骨粗しょう症の予防等に有効です。
また、抗酸化ビタミンであるビタミンEを含むので活性酸素の発生や酸化力を抑え、動脈硬化、皮膚
や血管の老化を防ぎ、免疫力を高めてくれます。




                             二枚とも2018.2.24撮影

ハシバミは2015年の8月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。

ハシバミの実 フリル状の総苞


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