里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

サンシキスミレ 野に逸出

2022-06-20 | 日記

一関市弥栄地区、丘陵地中腹の集落道をゆるやかに下って行くと、斜面と道路の間に草地
があって、青い花が島状に群れ咲いています。園芸種の三色スミレのような ?
この辺りの集落ではよく見かける花で、私道脇や道路沿いの花壇などに好んで植えられて
いて、そこから逸出したのか、砂利敷の農道に点々と咲いているのを見たこともあります。

                              二枚とも2022.6.13撮影

三色スミレ(サンシキスミレ)の一般名称はパンジーで、ヨーロッパに分布する数種のスミレ
を掛け合わせてできた園芸植物です。交配の元とされる野生種はビオラ・トリコロル、ビオ
ラ・ルテア、ビオラ・アルタイカ、ビオラ・コルヌータの4種です。なお、頭に付くビオラ
はスミレ類の学名のビオラです。花色や柄には豊富なバラエティがあり、19世紀にはすでに
数百の品種があったようで、現在も多くの新品種が作り出されているようです。

写真の品種名を調べましたが、似たものは見つかりませんでした。
野に逸出後に、先祖返りしたのかも知れませんね。

                                  2022.6.13撮影

スミレ科スミレ属の1~2年草で、ヨーロッパに分布する数種のスミレを交配してできた
園芸植物。17世紀にイギリスで栽培され始めた。草丈は15~30cm。
茎は直立するか横に広がり、多数分枝する。
葉は有柄で互生し、下部の葉は小型の卵円形であるが、茎上部の葉は長楕円形~細長いへ
ら形、鈍鋸歯縁。托葉は大きく、羽状に深裂する。
花期は品種や栽培方法によって違い、11月から翌年の5~6月に及ぶが、主な品種の花期
は3~6月。花は葉腋から出る1花柄の先に1花をつける。花径は小・中・大輪種があり、
直径は2~12cm。花色は黄、紫、黒の3色が主体をなすが、そのほか、青、白、赤褐、橙
色などがあり、中には単色種もある。

 



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