一関市花泉町日形地区北部、山麓の集落道を歩いていると、山際には耕作放棄田が続いて
いて、あちこちに赤い花序のようなものが立ち上がっています。
ただ、これは花ではなく、熟しつつあるギシギシの果穂ですね。
ギシギシの花は淡い黄緑色で、これが結実すると次第に赤みを帯びていき、果実として完
熟すると赤褐色~暗褐色になります。
二枚とも2021.7.6撮影
果実の拡大写真を見ると、翼状の内花被片の間に米粒状のコブが見えます。
初めはこれが種子かと思ったのですが、種子は内花被片に包まれているので見えないのだ
とか。この米粒状のコブはコルク質とあるので、水面に落ちた際にフロートとなって流れ
に乗り、遠くまで種子を散布する働きがあるのではないでしょうか。
2021.7.6撮影
ギシギシは2019年の12月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/5914303ab2c416ee35c0a1761295ade3
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