昨日、老人保健施設から89歳男性が両側下肢の浮腫で紹介されてきた。昨年心房細動・心不全で循環器科に入院している。胸部X線・CTで両側胸水貯留・心拡大があるが、肺うっ血・水腫が目立たない。そのため、酸素飽和度は室内気で97%と低下していなかった。循環器科医に相談して、心エコー捻渣をしているうちに、軽度の喘鳴が聞こえるとは思ったが、そのまま循環器病棟に入院した。普段はダイアート30mgが処方されている。入院で利尿薬静注に加えて、ハンプ点滴かサムスカ内服(併用も)が追加されることになっていた。
夕方になって後から聞いたところでは、循環器病棟に入院直後から肺水腫に進行して、呼吸困難になったそうだ。さっそく治療されて、夕方までに尿量が2400mlくらい出て、症状は軽快した。外来で診た時は、一気に悪化する直前だったことになる。
昨日は病棟の忘年会だった。ちいさな中華の店で貸し切り。管理職(年長者)としてちょっと挨拶を述べる。病棟師長が言っていたが、ほかの病棟に比べて笑い声が多い病棟になっているようだ。気難しい医師がいないので、他の病棟のようなピリピリした雰囲気がない。緩いともいえるが、老衰の高齢者や癌終末期を扱う死亡退院の多い病棟なので、それでいいような気がする。そういえば、今年は同一主治医(私)の患者さんが同じ日の半日で3人亡くなるという記録を達成した。それぞれ亡くなるべくして亡くなったが、不名誉な記録ではある。90歳以上の患者さんが、治って退院するのもけっこうあるので、悪しからず。