白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

俺には一家言ある 成人の日に寄せて

2018年01月09日 21時15分04秒 | 日記

成人式の着付けが業者の計画倒産によって出来なくなったというニュースに、胸を痛めた。

生涯で一度だけの晴れの成人式、被害にあった新成人の胸の内を推し量ると、居たたまれない。

それは素直にそう思う。

ところで、俺は成人式に参加しなかった。

相当にひねくれていたのである。

はれのひ計画倒産の問題は腹立たしい限りではあるが、そもそも俺には、成人式に関して思うところがある。

二十歳になって、一人前の大人になる。

それならば、何故自分出来られないような着物を着て参加するのか。

高額の金額で着物を購入したり、レンタルしたり、そして他人に着つけてもらう。

まるで、七五三と変わらないではないか。

それで成人なのか。

俺にはそういう疑問が常にある。

そうしたことに金を使えない貧困層は、成人式に出られないではないか。

シンプルで簡素な服装での成人式ではなぜいけないのか。

着物業界にしてやられているような気がする。

さらに驚いたことには、卒業式もそのようなことになっており、普段履きもしないような袴が普通だという。

一体何を考えているのだ。

俺は一人息巻くのだが、『みんなそうなの。それが普通で、誰も疑問になんか思わないの』とかみさんは言う。

見てくれ第一、中身は二の次。そういう風潮なのか。

一体この国はどうなってしまったのだろう。

もちろん、新成人や、そのご家族には何の責任もなく、近所の娘さんが着飾った和服姿で記念写真を撮っているのを見ると、きれいだなと思い、にこやかに『おめでとう』と声をかけた。

まあ、そんな事を言ってばかりいると煙たがられることは分かってはいる。

だから、家人とここ以外では決して言わないことにしている。

新成人の皆さん おめでとう!

 

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今日も千曲の堤防にランニングに行った。

明日から雪との予報なので、多分しばらくはプール通いになる。

本日の走行距離 5.5km

1月の走行距離 14.5km

30日チャレンジスクワット 6巡17日目155回

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