いい年になって、スマホでDQMSLを始めたら、中々面白くてやめられない。
これまでずっとああいうゲームをやる人を内心馬鹿にしていたのだが。
ダンジョンを攻略していくときに、ミッションという条件がついていて、それをクリアすると特別報酬がもらえる。
「サポートを含む2体以下のパーティでクリア」とか中々厳しい条件だが(通常はサポートを含めて6体のパーティでチャレンジする)ある程度、パーティが強くなるとそういうミッションもクリアできるようになる。
サポートを含む2体のパーティで、次々とモンスターをなぎ倒していると、ロジャー・ゼラズニイの「光の王」という小説で、ハイテク装置で「属性」を強化して「相」を帯びた「神々」が、わずかな人数で「羅刹」の地下洞に乗り込んでくるシーンを思い出した。
あらためて、「光の王」は大傑作だったな、と思った次第。
中学生だったと思うが、SFガイドブックを読んで、お小遣いかお年玉で、ラリー・ニーヴンの「リングワールド」と一緒に買った(両方ハードカバー。中高生時代にハードカバーのSF小説を買ったのは、この時だけだと思う。なぜそんなお金を持っていたのか覚えてない)。「リングワールド」も面白くて、「既知領域シリーズ」を文庫で何冊か買ったなぁ。
ロジャー・ゼラズニィは他にも色々読んだが、長編は「光の王」がダントツで良かった。
あと、「伝道の書にささげる薔薇」という短編集が凄く良かったなぁ。
タイトルの文学的なところは、ノーマン・スピンラッドの「世界の中心で愛を叫んだ獣」と双璧をなすのではないだろうか。
「世界の中心で愛を叫んだ獣」も「伝道の書」と似た雰囲気の作品集で良かった。