アニメで、手塚治虫の「どろろ」を放送しているのを見て改めて原作漫画を読んだが、作画がすばらしい。
風景描写が良い。
もちろんストーリーも。
だが一番は、階段のシーンとか塀の上から見下ろすシーンとか坂道のシーとか、アングルが立体的で斬新ですばらしい。
手塚先生が構図に相当力を入れておられたのかな、と思った。
途中ではしょってしまわれたそうだが、もう少し続けてくれたらよかったのに。
後半、サメのエピソードあたりから、コマが小さくなり絵も雑になる。
手塚先生のやるきが落ちてきたのかなと思う。
でも風景描写だけは最後まで良いので、これはアシスタントさんががんばったのかもしれない。