もう何十年も前に、たぶん高校生の頃初めて読んで、今でも大好きな小説。
久しぶりに読み返したら、良いフレーズがあった。
P377 「戦いの朝は、虫に刺された処女の太腿のような薄紅色に開けた。」
ハリウッドはコンテンツ不足でアメコミとか、我が国のコミックの映画化に忙しいようだが、こういう素晴らしい作品があるのだから、映像化すればいいのに、と思うのだが。
宗教がからむストーリーは世界市場で展開するハリウッドでは映画化は難しいのかな~
ちょっと検索したら、リルドのエピソードが好きだというブログがヒットした。
私も賛成。
エピソードを積み重ねたオムニバス形式の物語だが、リルドの物語のくだりが一番好きだ。
あと、最終盤にニルリティが、「幸いなるかな…」と聖書の一節を口ずさみながら落命するシーンも良い。
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