那須太社 錦輔 の日記

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3.11の地震の際

2013-12-15 08:41:30 | 仕事

 

部屋を掃除していたら「オルタード・カーボン」というSF小説が出てきた。

カバーに3/12、地震の翌日の朝に乗った電車の発着時刻が書いてあった。

あの日は金曜日で、八王子の先の高尾の大きな病院で仕事をしていた。

仕事先でも凄く揺れたが、まさかあんな事になるとは思ってなかった。

厚木あたりのお客さんと電話で話をしていたのだが、揺れが強くなったので向こうから電話を切った。自分が体験したことのない激しい揺れで設備がひっくり返ったりはしなかったが、あちこちからカチンカチンとガラス器具か何かがぶつかり合う音がしていた。

しかし周りの様子が落ち着いていて、看護師さんなどがキャーキャー騒ぐかと思ったが、誰もそういう人はいないので、自分も少し冷静になれた。

携帯電話がつながりにくくなり、確か公衆電話から会社に直帰します、と業連を入れた。

その後元請けのIさんとバスで高尾駅まで出たが電車が止まっているので、またバスに乗ってとりあえず八王子に向かった。途中渋滞でバスが動かなくなり、皆が下ろしてくれ、と言って運転手が最初は渋っていたが八王子の手前でぜんぜん動かなくなったのでドアを開けて下ろしてくれた。

八王子駅では行政の職員さんたちだと思うが、足止めをくらった人たちを学校などの仮眠できるところへ誘導しておられた。自分たちは漫画喫茶で一泊した。最後の一組くらいだったと思う。その日だかその週で閉店する、と張り紙してあったような記憶がある。寝転がれるようなブースではなくパソコンデスクにリクライニングシートの席だったと思うが、そこのテレビで地震の被害を知ってビックリしたのだ。市原のコンビナートで火災が発生していてそのニュースが衝撃的だった。

翌朝、元請けのIさんはつぎの仕事で郡山に行くため起きてすぐに店を出て行った。このあたり記憶があやふやだが、自分は起こされて二度寝したのか、それとも寝ていて気が付かなかったのか、覚えていない。後から聞いたと思うのだが、Iさんが郡山にたどり着けたかどうかも記憶にない。

京王電鉄が動いており八王子駅から乗り込んだ。そんなに混んでなくて座ることができた。

6:45頃 京王八王子駅発

6:55 北野駅発

7:04 高幡不動着

7:15 分倍河原(南武線運転見合わせ、とメモがある)

7:28 携帯電話の番号が書いてあるが、お客さんからネットワークが止まったよ、と連絡が入ったので折り返すためにメモを取ったのだ。

8:00 明大前

まで書いてある。

この後、都営新宿線で岩本町まで出て、会社に置いてある自転車で足立区のお客さんのところへ向かったのだ。

どこかで夜を明かして家へ歩いて帰る人たちが昭和通りから4号線を大勢歩いていたのを思い出した。

 

オルタード・カーボンはサイバーパンク、というのか攻殻機動隊の世界を小説で描こうとしたような作品。英国人の作者が北野武の映画のファンらしく、主人公がタケシ・コヴァッチという名前だった(コバッチだったかも)。

もう、読み返すことはないので古本屋に売ろう。

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