冒険小説の「鷲は舞い降りた」が好きでしょうがないのだが、関連する評論などを読んでいると、たいてい言及されるのが「針の眼」。
曰く、冒険小説の東西の横綱、とか双璧とか良い評価しか見かけない。
船橋駅南口のときわ書房は冒険小説の有名作を常に棚に並べる方針らしく、海外文庫コーナーに「鷲は舞い降りた」や「女王陛下のユリシーズ号」といった古いがベストテン定番作品がいつも置いてある。
ややマイナーと思われる創元推理文庫の本作もちゃんと置いてあったので、買ってみた。
総評としては面白い事は面白いが「鷲は舞い降りた」にはまったく及ばない。
解説で茶木則雄さんと言う方が「針の眼」は冒険小説オールタイムベストの9位と書いていて、1位は「鷲は舞い降りた」、2位は「深夜プラス1」、3位が「シャドー81」、以下4位「高い砦」、5位「ナヴァロンの要塞」、6位「興奮」、7位「暗殺者」、8位「利腕」、9位本作、10位「北壁の死闘」だということだ。
「高い砦」は既読でこれも好きな小説である。「北壁の死闘」も読んだことがあるはずだが、あまり印象に残ってない。
他の読んでない有名作を読んでいこうかと思っている。
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