ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

リシャール.ジョフロワ=シャンパーニュの名物男

2011年07月08日 03時09分38秒 | ちょっと休憩

シャンパンの代名詞「ドンペリニヨン」

その名声の高さにやっかみ的な評価を下す人もいます。

が、やはりドンペリニヨンは高品質だからこそ、その名声があるのです。

しかも量も沢山造られています。

このドンペリニヨンを完成形に持っていくリーダーシップをとるのがリシャール.ジョフロワです。

彼は毎年の様に日本を訪れます。

日本料理が事のほか、大好きで「UMAMI=旨味」という言葉を世界中で使い広めたのも彼の功績、と言って過言ではありません。

昨日の昼は一緒にランチをしました。新しく出荷される「ドンペリニヨン.エノテーク96」の紹介が彼の来日の目的でした。

15年を経て、なお若い、しかし深い、複雑。

最近人気のシャンパンは樽熟成によって複雑味をだしたり、糖分無添加を売りにしたりしていますが、ドンペリニヨンはシャンパンの王道である、地域と葡萄のブレンドによって、それらを成し遂げます。彼の例えによるとオーストラリアの赤「グランジ」に同じ哲学を感じる、と言います。

リシャール.ジョフロワ。哲学の人です。

最近、そむりえ亭ではドンペリニヨンの在庫がありませんでしたが、近い内に使いたいな、と反省することになりました。