ここ暫らくの間、鯛や鰆など春が旬と言われる魚が登場していました。
が、ぼちぼち夏の魚も登場しています。
その代表が鱸(すずき)であったり、関西には欠かせない鱧(はも)だったり・・・・・・
さて鱸はフランス語では2つの名前で呼ばれています。
一つはBAR=バール、もう一つはLOUP DE MER=ルー.ド.メール。
後者は鱸の顔を見ていれば「なるほど!!」と膝頭をたたく事になると思います。
「海の狼」って意味なんですね。下あごが出っ張った鋭い口はまさに狼ですね。
しかし、身は綺麗な白身で青魚のような臭みや血合いはありません。生だと判りにくいかも知れませんが、身は筋肉質な噛み応えを感じます。
カルパッチオなら風味に合わせた白ワインのチョイスになるのですが、焼くと噛み応えに負けないパワフルな白をあわせたくなります。
勿論、赤ワインソースやアンチョビを使うと濃い目の赤でも負けません。
頼もしい「狼」です。
昨日はカルパッチオやタルタルでお出ししていました。昨日は何故か忙しかったので、かなり使ってしまったようですので約束できませんが、あればお勧めしたいと思います。
季節には季節の食材。是非、お楽しみください。