私に限らずだと思いますが、昔は年をとることに抵抗を覚えた時期があります。
スポーツなどをしていると、衰えることに対する抵抗は必ずあるものです。
しかし、50を迎えるころから段々と年を重ねる事が楽しくなってきました。
竹内まりあさんの「人生の扉」なんていう歌はまさしく、その喜びを歌っています。
大好きな歌です。
確かに人間衰えます。
眼は見えなくなるし、耳も遠くなるでしょう。
足は弱くなり、少しの入院で筋肉が衰え歩けなくなる人もいます。
ですから、若い人は若いうちにしかできない事をドンドンしなくてはいけません。
体力だけではないんです。
眼が衰えると本も読めないですし、何より記憶力も衰えるのですね。
ですから、若い人は年老いてからできなくなる事、を年配の人から聞いて今のうちに沢山のことをすればいいと思います。
でも、経験という財産や、人の機微に対する感覚は若い頃に思いもよらなかった力になります。
或いは人の苦しみが自分の何度かの苦しみに重ねることも出来ます。
いやいや、私はどうかというと、まだまだかも知れません。
しかし、楽しいのです。勿論悲しい事も若い頃の倍あるかもしれませんが・・・・・
その年なりの自分を形成する経験。
それをどう伝えるか?大事な後輩たちに何を伝えるか?
人によっては、それは優しい方法であったり、鬼のような方法であったり、「教えない」という教え方であったり・・・・・
ちなみに昨日は土曜日で忙しくしていました。
体力は衰えていましたが、20代の頃よりサービス速度は上がっています。
やるべきことのキャッチや、準備、向き、言葉選びなどは、まだ進歩の余地がある気がするのです。
「定年がない仕事」を求めて独立しました。
若い人に頼りながらも、もう少し頑張りたいな、と思う今日この頃です。