評価、と言うのは難しいものです。
そむりえ亭では料理に合わせてグラスで勧める訳ですから、ワインだけ飲んで美味しい、という評価では購入していませんし、いくらポテンシャルが高くても価格がそれを上回っていたら評価できない訳です。
そう言う意味では20年くらい前のブルガリアのワインは秀逸と言っていい物でした。
当時1000円周辺のワインはチリのワインが台頭してきたころで「チリは凄い」的な空気がありましたが、いやいやブルガリアもいいやんかいな!!!でした。
その多くはボルドー系の品種によるものです。
で、昨今また同じボルドー系品種でこの国のワインが見かけられるようになっています。
価格は他の有名国並みに上がってきていますが相変わらず上質です。
シラーもいいですね。
そむりえ亭の今月のグラスワインにはボルドー品種に少しのシラーがブレンドされたものがラインアップに入っています。トラキア平地。
06年のものですので堅さがほぐれはじめた頃ですね。
お試し頂きたいと思います。
ちなみにこの国ではマヴルッドという品種が土着品種として異彩を放っています。
これもまた上質です。
ブルガリア、実はワイン造りの歴史は最古のグループと言われていますから当然でしょうか?
御紹介できる機会があれば使ってみたいと思います。