ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

食後の至福

2015年09月14日 03時31分56秒 | ワインの事
食後でないとダメ、というわけではありませんが、甘いワインは実は結構な需要です。


フォワグラのお供に

ブルーチーズの相方に

タルトなどの恋人に

堅いビスケットなどを浸して

いやいや「それだけで良い」という人もいます。


「俺は甘いもんは喰わん」という人でも実は料理中に沢山の糖分を使ってますし必要なものは必要なんですね。


かくいう私も若いころは「甘いもんなんて・・・」派の先頭を走っていましたが(汗)



ちなみに今月は南アフリカ産の「ノーブル.レイトハーベスト」というのが入っています。

レイトハーベスト=遅摘はフランスではヴァンダンジュタルディヴ、ドイツではシュペートレーゼ。

ま、時折見かけますが、今月のは「ノーブル」が付く=貴腐の葡萄を使った極上の甘味です。

葡萄はリースリング。

つまり酸とミネラルを「ゆっくり」蓄える品種ですので、甘さだけではないバランスある味わいです。

タルトと合わせたいなとも思いますし、それだけでもしつこく感じない「単体のデザート」でもあります。


他にもポルト、マデイラなども数種開けていますが、今月の押しとしたいワインです。


                 樋口誠