ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

同業者の変遷

2016年02月04日 02時17分15秒 | ちょっと休憩
飲食業は純然たる「お客様」がメインであることは間違いないと思いますし、仮に同業者がいたとしても「それに頼る」ことなくやっていくものなのだろうと思います。

しかし、実際のところ同業者はありがたいセグメントでもあります。


さて私の場合ですが・・・

ホテル時代からフレンチ界の人やソムリエを目指す人が来たものです。

若干の「フレンチ以外」の方もいらっしゃいましたが「ソムリエを目指すことはない」と言い切れる人たちだったと思います。



昨日は若い和食の料理人が来ていて「今年、受験資格を得る予定なのでソムリエ試験を受けます」とのこと。

既にワインエキスパートは合格しています。

ここ数年の間にそむりえ亭に来た和食の職人さんで試験を受け、さらには合格した人は一体何人いるのか数えるのも大変な数です。

和食に限りません。

中華もイタリアンもバーテンダーも、です。


フランス料理屋でフランスワイン、イタリア料理やでイタリアワイン、スペイン料理にスパインワイン。

それはそれで仕方のないことですが、普段口にする料理にワインが登場してこそ裾野が広がるのは間違いありません。


そういう点では、表題の「同業者の変遷」は嬉しい限りです。


「和食にワインなんて」「日本酒があるじゃないか」的なご意見もあるかと思います。

しかしそれを言い出すとビールも排除するのか、ということにもなります。



輸入元の皆さんも、それを意識してかワインメーカーズディナーなどのイベントを和食や中華などを選んで、ワインメーカーの国の料理屋以外での啓蒙をしているのは大正解だなと思うのです。

あ、そむりえ亭でもやってくださいね‼ インポーターの皆さん‼‼


                  樋口誠