ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

脚本とか台本とか・・・

2020年09月10日 00時30分11秒 | サービス
今、政治の世界での会見や演説で「脚本」「台本」の有無が取り沙汰されます。

どちらが正しいとも言えないものですが、重要な政治用語や数値などを間違えるわけにはいきませんから、台本があっても仕方ないと思いますし、しかし、真正面を見据えた「自分の言葉」に勝るものはないとも言えます。

本来の台本や脚本が重要なのが演劇や映画ですが、その世界でも「一字一句間違えるな」という監督と「自分なりのアドリブも必要」という監督もいるらしいですね。

そう言えば、一度紹介したことのあるアテネオリンピック体操男子の最終演技者冨田選手の鉄棒を実況した刈屋アナのそれは「台本があって台本なし、脚本が無くて脚本アリ」の典型的な歴史に残る銘台詞のオンパレード。

私達の飲食は毎日毎分シチュエーションが変化しますので、そういう点では台本も脚本もありませんが、その根底には「ゲストの満足」に行きつくための台本も脚本も存在すると言って間違いありません。

「台本を読む」とお客様に美味しく聞こえませんが、「台本などない様に話す」と美味しくなったりするものです。

私も道半ばで未完成ですが、政治家の姿などを見ながら「あんなセリフは言わない様にしよう」とか「あのタイミングでああいう事が言えるようにしよう」と精進したいと思っています。


さて今日は有難い事に残席がカウンター1席のみです。

20時半頃に空き始めるかなあ、、な感じですので、ご予定の方はご一報くださいまし。
台本なしでお迎えいたします。


         樋口誠