太古の昔から「老若男女」などの比較が良い意味でも悪い意味でも世間を闊歩しています。
年配者からは「最近の若いもんは」であり、若年層からは「老害」
或いは弱々しい男性に対して「男のくせに」と言い、強い女性には「女だてらに」と言う。
確かに老いた者には悔しいほど衰えが現れますし、若い人には未熟さがあって然るべきです。
筋力は多くの場合女性は劣りますし、きめ細やかさでは男は女性に適わない部分も多いのかもしれません。
しかし、私が経験している中では「どっちもどっち」です。
お酒だって女性の方が一枚上手の人が目立ちますし(笑)、お年寄りが素晴らしい経験を語ってくれるものですし、若い人の発想には舌を巻くのです。
「自分とは違うものをもっている」ということが「補完」の始まり。
コロナの時代になって「高齢者が・・・」「若者が出歩いて・・・」
・・・・等の言葉が以前にもまして聞かれるようになりました。
ちょっと立ち止まって「自分にないものを知る」ということから始めたいと自戒するこの頃です。
樋口誠