フランス南西部はまあまあ広大なエリアです。
「シュドエスト」と呼ばれます。
ソムリエの多くはマディランやカオールと言う産地を有名どころと感じているはずです。
他にも多数の小産地がありますが、あまり知られていません。
昨日のそむりえ亭の貸切営業はそのシュドエストのベルジュラック地区で「B&B」のような宿を営まれる方を囲む会でして、それ故ベルジュラックのワインを少々集めてみました。
ベルジュラックのエリアのもの4種、フロントンのもの1種、ジュランソンのを1種の計6種。
赤は比較的「ボルドー品種」と呼ばれるカベルネソーヴィニヨン、メルロ、カベルネフランなどが多く使われますし、マルベックやタナ、そしてネグレット、フェールetc。
白もソーヴィニヨンブラン、セミヨン、ミュスカデル、グロマンサン、プティマンサン、意外にシュナンブラン等も・・・・
この地域全般に言えることですが「品質の割にお買い得」と言う事です。
「有名で高いから旨い」という訳でないことはご存知の方も多かろうと思いますが、その代表的産地なんです。
そういう私も最近は「この広大な地域の一部」しか見ていませんでした。
反省です。
今日も貸切(ワインメーカーズディナーの為)ですが、これから10日程度はベルジュラック辺りのワインが少なくても一種を交代でお出しします。
ご興味のある方は「ペアリングに多めに混ぜて」と仰っていただければと思います。
是非、お試しください。
樋口誠