ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
 06‐4963‐3098 
 樋口誠

ワインの抜栓

2022年08月21日 00時40分26秒 | サービス
ワインを美味しく呑む、若しくはサーブするには栓を抜くところから始まります。

素人さんが自宅で開ける場合は多少時間がかかっても仕方ありませんが、サービスマンはそうはいきません。

素早く、正確に、です。

実際の技術としては「な~~んてことはない」ですし、お客様のいない裏での抜栓は意外とうまくいくものです。

最初の頃はお客様の前に立つだけで「手は震える」「汗は滴り落ちる」「手元が狂う」のオンパレード。

こればかりは「慣れるしかない」のです。

ただし、間違った方法ですとスピードも上がりませんし、綺麗にも抜けません。

ここで文章で書いても難しいのですが・・・・

もし知りたい方(同業者)がいらっしゃればは店までお越しいただければ「コツ」を伝授いたします。

「いや、そういう動画も出回ってるよ」かもしれません。

しかし、結構大事なポイントの抜けているのが多いんですね。
(特に抜栓速度を標榜している系は・・・)

営業中でなくても大丈夫です。

「これからサービスマン(ソムリエに限らず)の道に進むぞ」という若者をお待ちしています。

また「使いやすいワインオープナー」探しのお手伝いも出来ますよ。

遠慮なくご連絡ください。


      樋口誠

どんな事情であれ・・・

2022年08月20日 01時04分19秒 | コロナ
親御さんが命を落として悲しくないわけがありません。

まして、コロナ陽性で救急車に乗って「搬送先が見つからずに死亡」など、その口惜しさたるや・・・・

これは一昨日私の知人の父上の事です。

「重症化率が低い」と言いながら、結構な数の人が苦しんでいることは間違いありませんし、死亡者はうなぎ登り。

そむりえ亭のお客様は癌と診断され入院を示唆されましたが、「どこにも入れない」と不安な毎日を送っています。

「なんも制限のない日常」と政治の世界は標榜し「経済を止めないために」と言っていますが、むしろ経済は(少なくても飲食は)止まっていますし、医療も止まっているのです。

統一教会との関連性の「子供のような言い訳」に奔走せずに、せめて国会は開いて高学歴の脳みそを捻ってほしいと思います。


さて今日は土曜日ですが沢山空いています。

皆様のお越しをお待ちしています。


       樋口誠

25日「ちょっとええワイン」のご案内

2022年08月19日 00時46分51秒 | お勧めワイン
昨日何点かお知らせした企画を早速決行します。

「ちょっとええワイン」をコースに組み込む、というやつです。

25日(木)のお好きな時間

料金は18,000円(税込)料理+ワイン6種+デザート

コースに合わせる6種のワインのうち3種をバックヴィンテージの「ちょっとええのん」に差替えて組みます。

・Pinot Gris Grossi Laue 11 Hugel  アルザス
・Wiliams & Selyem Pinot Noir Allen Vineyard 02  カリフォルニア
・Chateau Lafon Rochet 96 ボルドー
   (全て6杯取り)
足りなくなった場合は同等の物をご用意します。

ワインが25日で売り切れなかった場合には翌26日も続けます。

また「25日は難しいが26日なら行けそう」という方は取り置きますのでご連絡くださいまし。

どうぞ宜しくお願いいたします。


          樋口誠

何点かお知らせ

2022年08月18日 03時14分18秒 | ニュース
1:一昨日「ご予約以外売り切れ」と申しておりました「ヒグマ」
  2皿分解放されました。
  この機会にお試しください。お早めにご連絡いただければ幸いです。

2:今月後半のお休みは・・
  18日(木)24日(水)30日(火)です。

3:先日、山本理沙子の退職のお知らせをしました。
  「早く言ってくれたら顔を見に行ったのに~」の声を頂いています。
  私もそう思います。
  が、現状スタッフは交代出勤です。
  で、「予約のない日は休む」ですので「何日が出勤」と言えないのです。
  よって「居ると思ったのに居なかった」とならないようにと言う訳です。
  中には「円満退職じゃないんか?」と思われる方もおられると思います。
  私が言うのもなんですが「円満」です。
  ご安心ください。

4:あまりにも静かな日が続いています。
  で、月末辺り「なんかええワイン」をコースに組込もうかと・・・
  近々発表いたしますのでブログをお見逃しなく。

5:以前「ひょっとしたら時短要請が無きにしも非ず」
  ですので「予約は19時頃のスタートまで」と書いていました。
  この調子ですと時短は無さそうです。
  お食事のご予約は21時過ぎ迄お受けすることにします。

諸処、どうぞ宜しくお願いいたします。


        樋口誠

ご予約について

2022年08月17日 00時54分25秒 | サービス
そむりえ亭は必ずしもご予約制ではありません。

しかし、直接のご来店でお断りするのは忍びないことです。

ですのでご予約いただければありがたいと思っています。

予約方法は何種かあります・・・

お電話:06‐4963‐3098 営業日の14時以降

メール:sommelier-tei@woody.ocn.ne.jp  (返信が遅れることがあります)

SNS:Facebook:「樋口誠」のアカウント。
         現在、このメッセンジャーでのご予約数が最多です。
   Instagram:makoto_higuchiの アカウント(間はアンダーバー2連)
         sommelier-tei  のアカウント(シェフが管理しています)
                                上記2アカウントのどちらもDM可能です。
   Twitter  : makoto19581223  私のアカウント。DM可能です。
   InstagramとTwitterの場合、必ず本名を書き添えてください。

また、当日「これからどうだ?」という場合はお電話でお願いします。

不可:いわゆる【ネット予約サイト】は使っていません。
   以前書きましたが「オートリザーブ」等はもっての外です。
   また、余程のことがない限りご本人からご連絡ください。

なんか「難しそうに」書きましたが多くの日は充分に空いていますのでお気楽にご連絡いただければ幸いです。

ちなみに今日17日はお一組のみのご予約、明日18日はお休みです。

どうぞ宜しくお願いいたします。


            樋口誠

今日16日からのコースのあらまし。

2022年08月16日 01時04分56秒 | お勧めメニュー
現在はコースのみですので、半月ごとに内容を替えています。

今日は16日。

新しいメニューの登場です。

ざっくりとご紹介し。


ラタトゥイユでアミューズ

前菜1:アオリイカの炭フリット

前菜2:鴨コンフィ、玉蜀黍

前菜3:鰻とミモレット

魚料理:スズキ、ズッキーニ

肉料理:熊本あか牛、雲丹バター
     又は
    仔羊、赤ワインソース

デザート:2種からチョイス

これらに6種のワインを合わせて12,000円(税込、ワイン込)です。

どうぞお楽しみくださいまし。


          樋口誠

今日は・・・

2022年08月15日 00時42分31秒 | 日記
77年目の終戦の日です。

毎度のように書き記しています。

「毎度毎度」振り返らないといけないと思っています。

私は「戦争を知らない子供たち」の世代ですが、両親は戦争を経験しています。

父は激戦地ビルマで終戦を迎え、母は東京大空襲を経験し長兄を満州で失っています。

いずれも未経験者には想像を絶する事象であることを口を酸っぱく語られました。

ビルマでは総数30万人以上の兵隊が動員され16万人を超える死者を出し、東京大空襲では3月10日だけで100万人以上が被災し8万人に上る死者。

おぞましいことです。

先日テレビで「子供には悲惨なドキュメンタリーを見せたくない」という親御さんがいましたし、漫画「はだしのゲン」の図書館での閲覧中止という報道は記憶に新しいところです。

そうではなく「目を背けないこと」が大事だと思うのです。

そして「やられたから、やり返す」は無限ループに突入するのだとロシア・ウクライナや中東での紛争は教えてくれます。

戦争体験者はまもなくいなくなります。

それどころか私のような戦争体験者2世も老齢になってきています。


しかし、若い人の伝道活動も取り上げられています。

心から応援したいと思います。


        樋口誠

そういえば試験も・・・+お盆情報

2022年08月14日 00時47分54秒 | ワインの事
ここ数年はソムリエ協会の1次試験は7月後半から8月末までの間で「CBT」という方式(コンピューターがある個室での受験)で行われています。

期間中に2度チャレンジできる申し込みの方が多いのですが、何故か後半の10日位に偏っているようです。

早くに一回目を受験し「弱点を知り、後半までに克服する」というのが得策かな?と思うのですが・・

しかも早めに一度目で通過した方は2次試験のテイスティングに早くから取り組めるのです。

しかし、後半に偏るという傾向は毎年変わらないようです。


それでも既に一次試験を通過された方も少なくないはず。

ワインを「正しく道順に沿って分析する」という事を主眼に取り組んでください。

「銘柄(品種、産地、年号)を当てなければ・・」と焦ると「あっちの方向」に行ってしまいます。

それはさておきお盆後半のそむりえ亭の状況は・・・

14日(日):2組分の空き

15日(月):ガラガラです。

16日(火):カウンター2組とテーブル一組の空き。

17日(水):ガラガラです。

18日(木):お休みです。

どうぞ、お盆をそむりえ亭でお過ごしくださいまし。


           樋口誠

貴腐

2022年08月13日 02時08分43秒 | ワインの事
貴腐ワインをお飲みになられた方はそれなりにいらっしゃるかと思います。

ハンガリー、ドイツ、ボルドー、アルザス、ロワール等で極上の甘口ワインとして名を馳せています。

貴腐菌(ボトリティス・シネレア)がぶどうの水分を奪い、複雑な味わいに昇華させますが、上手くいかないことも多く、更には収穫量が減りますので「貴重」と言っていいと思います。


最近はそれ以外の産地で「貴腐」の言葉が聞こえてきます。

しかも「辛口」です。

例えばブルゴーニュ南部のマコネ地区では「貴腐混じり」の葡萄で複雑なものが散見されます。

生産者やインポーターの記載やアナウンスが無くても「あ、これは貴腐混じり」と判るものもあったりします。

ま、生産者は照れ屋なんだろうと思います。

そむりえ亭でも偶に使っています。

マリアージュ幅も広め。

ただ、お店に行って「貴腐混じりの・・・」なんて言うと「マニアな嫌なゲスト」扱いされるかもしれませんのでご注意を(笑)


さて、今日13日はカウンター2名とテーブル一卓の空き、14日はカウンターは埋まりましたがテーブル二卓の空きがあります。

お待ちしています。



         樋口誠

8月、もう一つの記憶

2022年08月12日 22時17分50秒 | 日記
6日広島と9日長崎の両原爆、そして15日の終戦の日。

いずれも忘れてはならない、というより「もっと強く意識したい」ことです。

私にはもう一つ。

1985年8月12日の日航機墜落事故です。

東京から大阪に向かう123便には大好きだった坂本九さんも乗っていましたし、私の中学の同級生も乗っていらっしゃったのです。

同級生も素敵な人気者だったなあ・・・

そして、当時の勤務先はその系列ホテルですから、当然大騒ぎでした。

それから10数年後にホテルの社長兼GMに就任された方は、当時のJAL社長直轄で遺族に対応する担当だったとか・・・

一度に520名もの命が一瞬に消える。

こんな事故は後にも先にもありません。

戦争の記憶と同列ではないのでしょうが、天災と違い「人間の関わった悲惨」には違いありません。

当事者や同時代の人は脳裏に刻まれるはずです。

しかし、その次の世代には残らないもの。

語り継ぐ、証左を残す、見たくない映像を子供に隠さないetc

大事な事です。

楽しい夏休みですし、親戚と顔を合わせて語らうお盆でもありますが、いくつかの「悲惨」を思い返すことは同時進行できると思っています。


        樋口誠