待ち過ぎ

そむりえ亭では殆どの場合、ワインはグラスでの提供です。

しかし、稀にボトルでお出しすることがありますし、私は元々ホテルのソムリエでしたので散々ボトルで開けてきました。

その経験の中で「待ち過ぎたワイン」「寝かせ過ぎたワイン」を多々経験しています。

例えば有名なDRCのワイン。

略さずに書くと「ドメーヌ ド ラ ロマネコンティ」社のもの。

なにしろ高額ですから「寝かせて本領を発揮するまで待とう」というのが多くの方の考えるところ。

しかし、1953年、1959年、1961年、1964年、1969年、1970年、1971年などは20年から40年熟成したものを開けていましたが、若い内に飲むより「落ち着き過ぎ」であったり、「少し峠を過ぎている」状態だったりしました。

78年以降は毎ヴィンテージを開けていますが比較的若い内に開けることが多く、実は後悔したことが無いんです。

その感覚も人それぞれかもしれません。

ま、私はそう感じている、ということです。

それに比べてボルドー等は「長熟」と言われ、ヴィンテージによっては「待つに値する」というのもあります。

それは判断の難しいことでもありますが、待ち過ぎて後悔するより、早過ぎた場合は「また買うチャンス」があるわけですから・・・・

そむりえ亭で通常使うワインはグラスで提供するので「若め」ですが、時にボトルでお出しする時（条件があります）には、その辺をご相談頂ければ体験頂けると思います。

「特別なお祝い」とか「お人数が6名程度揃いそうなとき」等はお声がけください。

さて今日21日はお休みです。

明日22日以降も満席の日はありませんので宜しくお願いいたします。

　　　　　　　　　　　　樋口誠

走る、漕ぐ、泳ぐ

コロナ禍で封印されていた個人参加のスポーツ大会。

ぼちぼちと開かれていますね。

マラソン大会に出られるお客様は以前からかなりいらっしゃいましたが「コロナで走り方を忘れてもおた」とか「もう自信ないわ」と言いながらも楽しそうに練習されているようです。

また「淡一」（あわいち）とか「琵琶一」（びわいち）等、自転車を漕ぎまくる人も・・・・（しかも高級車で）

それもすごいのですが、その全部を一気に走り抜けるトライアスロンにチャレンジする人も少なくありません。

先日などは「世界大会に出ることになっちゃった」と笑いながら仰る強者もいらっしゃる。

私は大枚をはたかれても出ることはありませんが、皆さんの元気な行動には応援をしたいと思います。

そういえば・・・

コロナ禍前はよくお越しだった「マラソンや自転車をお好きだった方」のお姿を最近お見掛けしていないなあ・・・などと思い出しました。

そむりえ亭へのご来店も待ち遠しいのですが、お元気に走られたり、漕ぎまくられたりされていることを願います。

　　　　　　　　　　　　樋口誠

担任の先生

というと小中高のクラスの先生を思い浮かべます。

数年に一度の同窓会で出席されていると嬉しいものです。

が、この仕事をしていると「タンニンの先生」にお世話になることが多いのです。

「おい、俺＝タンニンはあの食材のこの部分と合わせてくれ」

「おはぎには麦茶やなくて渋茶＝タンニンやろ」

「苦い食べ物と俺を合わせてみい。苦さ転じて甘なるねん」

等々・・・

担任の先生も歳を重ねると柔らかくなるように、タンニンの先生も「ガッチガチ」から「まろやかな」先生になる。

どのタイミングで使うかは生徒の成長の証しかな、と思います。

どうぞ皆さんも「タンニンの先生」を可愛がってあげて頂けることを願います。

あ、若いご同業の方、そむりえ亭で実験しにお越しください。

　　　　　　　　　　樋口誠

「値上げ」について

先に申し上げますと「そむりえ亭は当面の間、値上げはしません」です。

そしてクオリティも下げずに頑張るつもりです。

苦しくない、と言えば噓になります。

しかし、忙しいわけではありませんので、入っていただけるお席は沢山あるのです。

むしろ値上げでお客様が来にくくなるほうが困るんです。

ですので「当面の間、値上げはしません」です。

ほんとに「やばいな」となれば「値上げ」＝音を上げる「音上げ」もやむを得ないかな、とは思いますが、ま、しばらくは大丈夫です。

ちょっと「いやらしい」言い方をすれば、よそのお店さんにはどんどん値上げしていただき、その受け皿にそむりえ亭をお選びいただければ幸いです。

さて今日19日は3件、明日20日は2件のご予約、まだまだ空いています。

21日はお休みです。

どうぞ「値上げしないそむりえ亭」を宜しくお願いいたします。

　　　　　　　　　樋口誠

ワイン系の試験

どの業界にもあるのでしょうが、ワイン界には沢山の試験があります。

私の所属するソムリエ協会の試験はもちろん、各種団体の試験、生産国や地方が独自に設けた試験。

そしてプロ向け、アマチュア向け、サービスマン向け、教育系向けetc

プロの人が臨むのは「やむを得ず」という側面も強いのだと思いますが、実際にそのための受験勉強で役に立つことも多かろうと思っています。

対してアマチュア向けの場合、最初の動機が「もっとワインを美味しく飲むために」と思っていたのに「試験勉強をしているうちにワインが嫌いになった」という声も聴きます。

いや、プロの人も「細かすぎる道」に入り過ぎて「美味しいサービス」が出来なくなるというケースもあります。

サービス側でも飲み手側でも最終的に「美味しく飲める」を着地点において、各種試験に臨んでほしいものです。

PS：そむりえ亭で働いて頂けると、キッチンでもホールでも惜しみなく勉強の後押しします。仕事終わりのテイスティングや各種の本類も揃っていますよ。

　　　　　　　　　　　樋口誠

ご連絡を何点か・・・

４月後半は雨模様で始まり。

16日深夜（17日未明）には久しぶりに雷鳴も響いていました。

さて、何点かのご連絡です。

１：4月から始めた「2次会用のちょっとしたアラカルト」

　　在庫の少ないものも含めて10点ほどあります。

　　冷たいものとしてパテはハム、ピクルスなどは「ほぼ常備」

　　温かいものとしてイカの墨煮やトリッパ

　　そして「トリュフのポテト」、季節終了近い「蛍烏賊の何か」等々。

　　是非、お試しください。

２：ご予約のお電話に関して・・・

　　親機と子機の連携が若干滞る時があるようです。

　　殆どの場合は問題ありません。

　　もし「あれ、掛らないなぁ」という時は諦めずにチャレンジして下さい。

３：GW中は5月3日以外は休まず営業しています。

４：5月6日の「ちょっと手に入れにくい日本ワインの会」

　　募集しておりました7名様に達しました。

　　何しろ在庫が一本ずつのものですので締め切らせていただきます。

　　また機会を設けまして同様の会をしたいと思います。

　　（この日は一般営業用のお席は空いています）

５：次の企画は6月上旬にしようと思っています。

　　3月にしました「ごっつええワイン」の第2弾です。

　　「何を使って」「どれ位の予算で出来るか」が決定次第案内致します。

　　と言ってもアイテムは前回同様に「伏せて」問合せ制の予定です。

　　「アレがそんな価格で？」「うそやん」とならないようにです。

　　5月中旬のご案内をお見逃しなく。

６：これから半月程の間のお休みは17日（月）21日（金）26日（水）

　　そして5月3日（水）。

どうぞ宜しくお願いいたします。

　　　　　　　　　　　樋口誠

4月後半のメニュー

今日16日から月末までのメニューです。

アミューズ：山伏豚の自家製ハム、セルヴェル ド カニュ

前菜１：初鰹、千両茄子

前菜２：グリーンアスパラ、サマートリュフ

前菜３：海老のビスク

魚料理：穴子のマデラ煮込み

肉料理：黒毛和牛、ピキージョソース　　　　　　　　　　　

　　　　　or

　　　　仔羊、ジュのソース

デザート：苺のクレームダンジュ

　　　　　or

　　　　　ガナッシュショコラ

内容は予告なく変更することもあります。

また月初から始めた「遅い時間のアラカルト」も随時変更を加えながらご用意しています。

久しぶりに「トリュフの香りのポテト」も短期間かもしれませんが登場しています。

どうぞお楽しみくださいまし。

　　　　　　　　　　　樋口誠

5月6日に・・・（告知続きで申し訳ありません）

またまた企画のご案内です。

3月は「ワインメーカーズディナー」と「ごっつええワイン」

4月は「ちょっとええワイン」

5月は「ちょっと手に入れにくい日本ワイン」で行きたいと思います。

私が以前から所蔵していたバックヴィンテージ、あるお客様に無理を言って分けて頂いた希少ワインなど各一本ずつ、私の推す徳島のワインを加えた6種。

その希少ワインをお分け頂いた方も含め合計7名様で「ちょっと手に入れにくい日本ワイン」で食事会を催します。

日程：5月6日（土）19時～

会費：お一人様15,000円（料理、ワイン、税込）

方法：一般営業もしながら、店の一角で7名のお席を造ります。

備考：何が出てくるか？をお知りになりたい方はお電話かSNSでお問いかけください。

ごく少人数にてお早めにご連絡を頂ければと思います。

　　　　　　　　　　　樋口誠

今日は「アレ」です。

今日4月14日は約一か月ぶりの「アレ」＝たった7文字の合言葉「ブログ見たでえ‼」です。

今日は予約がありません。

合言葉でお得に過ごしていただければと思います。

「ブログ見たでえ‼」と来店時、予約時のどちらでも構いませんので囁いてくださいまし。

今回のお得は・・・

コースの方：12,000円（ワイン6種付）→10,200円（一杯辺り300円引き）

コースのワインで足りなくて追加の方：一杯辺り400円引き

2次会使いの方：一杯辺り300円引き

食後酒：どなた様も500円引き

10日11日に開催の「ちょっとええワイン」の残りの

コルトンブレッサンド12ジャックプリウルが2杯だけあります。
通常なら一杯4,800円→3,000円＝コースならプラス2,000円の大幅お得。

いつも以上にお得に設定しました。

どうぞ遠慮なく「ブログ見たでえ‼」

電話、SNSのメッセージ機能のいずれでも大丈夫です。

お待ちしています。

　　　　　　　　　　　　樋口誠

6月14日チャリティディナーのご案内

昨年6月12日にバンドゥーラ奏者カテリーナさんを迎え「ウクライナチャリティ」を催しました。

まだまだ解決には程遠い紛争ですが、他にも「ほってはおけない」事態があちこちで起こっています。

日本人だからこそ判る「地震の悲惨」なニュースが遥か遠くのトルコから伝わってきました。

死者数は東日本大震災の3倍。

何かをしたい。

再び仲間に協力を仰ぎチャリティディナーを開催したいと思います。

「ほんの僅かな」「小さな小さな」催しです。

従来より申し上げていますが、皆様も、ソムリエ達も、会場のスタッフも「誰も損をしない」が私の心掛けるところです。

美味しく楽しく食事とワインをお楽しみいただき、クイズ等で笑って、オークションでチャリティに参加。

「三方良し」

先ずは下記をご覧ください。

記

日時：2023年6月14日（水）　19時～　受付18時半

会場：ル クロ ド マリアージュ

　　　大阪市中央区谷町2丁目2-22　NSビル２F　　06-6942-9666

会費：お一人様15,000円（税込）うち一割の1,500円を義援金にします。

主宰メンバー

井下奈未香　Natan葡萄酒醸造所（徳島）　　　0883-87-8688

竹内香奈子　ワインショップMISTA（心斎橋）   06-6211-3923

竹内景子　　ホテルプラザ神戸（神戸）　　　  050-3134-3923

村上静香　　ボルベール ザ バー（心斎橋）　　06-6212-7880

山本理沙子　ア カント（谷町5丁目）　　　　   06-7175-6383

西昭彦　　　ワインバーイーヴン（お初天神）   06-6365-6656

松本俊彦　　ワインバーベース（京橋）　　　   06-6881-1134

会場責任者

小山田順子　ル クロ ド マリアージュ　　　　　06-6942-9666

発起人

樋口誠　　　そむりえ亭（心斎橋）　　　　　　06 4963-3098

尚、チャリティオークションを行います。

各ソムリエの持ち物を主に出品いたしますが、お客様からの出品も歓迎いたします。（その際は事前に何をお持ちになるかお知らせください）

ご参加のお申込みは上記のソムリエのうちお近くの方にご連絡ください。

また会の性格上お支払いは現金にてお願いしています。

　　　　　　（可能であれば前金で頂戴できれば幸いです。）

皆様のお越しを心よりお待ちしています。

　　　　　　　　樋口誠