私の大学からの友人で、非常に元気のいい人がいる。
彼女は昔っから興味津々で、いろいろな経験をすることに意欲的な人だった。
青池保子の“エロイカより愛をこめて”に夢中で「結婚するなら制服組がいい!」と豪語。
その通り仕事に制服がつきもの人とゴールインした。
彼女は北海道出身、旦那様は九州出身。その上旦那様は転勤族で日本全国をぴょんぴょんと動き回った。
3人の子どもに恵まれ、彼女らしいおおらかな子育てがそばで見ていて楽しかった。
その子たちが高校、大学に進学する年齢に達し、一人また一人と転勤先に置いては次に移るという状況になった。
何でもないことのように「かまどがいくつもあるでしょう?たまには点検しに歩かないと」と、
月に何度か子ども達のところにぴょんぴょんと出かけていた。
今は子どもたちもそれぞれに自立を始めだし点検もそう頻繁にはいらないようだが、今度は親のために動かなければならなくなった。
これがまた、九州と北海道だから半端ない。
だがいとも簡単に手伝いに動き回る。専業主婦ならまだしも、彼女は大分前からヘルパーさんをやっている。
「この仕事ならどこに動いても働く先があるから」というのが理由だった。
ぴょんぴょん
彼女の表現のとおり、軽快に動き回る。
「私が動けばそれでことが進むし、動かない人のほうが大変なんだから」という。
でも、・・・
私も同じような状況に今ある。あっちに行っては少しやって、こっちに行っては少しやって、
ようやく落ち着いたと思うとまた振出しに戻るみたいな感じ、
ぴょんぴょんはとても落ち着かない。
手続きが終わらず先行きが不透明なのが不安を押し広げるのかもしれない。
嫌だなあと思うとき、いつも彼女を思い起こす。
ああいう気持ちの持ちようや、やりようがあるんだと自分に言い聞かせる。
そう、生き生きとした彼女の生き方はいつでも私の憧れ。
同い年なんだ、負けないで、前向いて乗り越えていくぞ!!
明後日東京に向かいます。飛行機が無事飛びますように!