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「サンシャイン・クリーニング」うまくいかないことなんてうまくいくことより多いのだ

2009-07-23 00:09:20 | ミニシアター系映画
「サンシャイン・クリーニング」★★★☆
エイミー・アダムス 、エミリー・ブラント 主演
クリスティン・ジェフズ 監督、2008年、93分



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「高校時代はチアリーダーだった主人公は、
憧れの存在だったが、今や生活に追われ、
恋愛にも行き詰まり、ため息をつく日々、
一発逆転を狙って始めたビジネスは
血しぶきアリの事件現場のクリーニング業だった。」



主人公はハウスクリーニングのバイトをし、
不動産取引の資格を取るため学校へ行くと言いながら
不倫関係を続けている、
どうやら彼女の考える人生設計は
高校時代の憧れの同級生と結婚することらしい。

でもその相手は別の同級生と結婚している、
彼女は学校へも行かず、
結婚と言う一発逆転を夢見ているが
その考えはどうやら実現しなさそうだ、

もし自分に足りないものを感じたら、
若しくは強烈にやりたいことが見つかったら
その目標に近づくために
地味で面倒な「過程」を抜かす訳にはいかない。



そんな当たり前な部分を見ない振りして
でも誰からも幸せに見られたいとか
成功しているように見られたいとか
その弱さは分かるけど、
彼女は小学生の子持ちでもあり、
そんな彼女のこれまでが冒頭の20分くらいで
パーッとわかってしまい、脚本のよさが際立っている。


人生一発逆転なんてないだろうけど、
やはり一歩前に進まないとという
当たり前の結論にホッとする、
消せないものは無い、
やり直しだって出来る、
でもそれには必要な「過程」を積み上げることが
重要なのだ。



主人公の妹役は「プラダを着た悪魔」でも
良い味出してた役者で、
今回も主人公とは違った
リアルな頑張ってる人を演じている。

思ったようにいかないことは多い、
でも諦めたくないな、
なんとかやってるうちにもしかしたら
何か見えてくるかもしれないし、
そう信じていたいからね。

「なりたい自分」になりたいと誰もが願う、
過程をズルする弱さを持ち合わせているのも
人間だ、その愛おしい姿を
この映画に見た、それだけで収穫だ。


大絶賛というほどの映画じゃないけど、
人間はなんとかもがきながら前に進むものという
本質的なところを突いていて印象深い映画だった。


★100点満点で70点


soramove
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「魔法にかけられて」ではおとぎの国のお姫様だったけど、
このまさに現実的な役も違和感無く見せきってくれた。


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