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映画「ぼくのエリ 200歳の少女 」北欧発のヴァンパイア映画はちょっとテイストがちょっと違う

2010-11-14 14:51:03 | ミニシアター系映画
「ぼくのエリ 200歳の少女 」★★★☆
カーレ・ヘーデブラント、リーナ・レアンデション、ペール・ラグナル出演
トーマス・アルフレッドソン監督、115分、 2010年7月10日より順次公開、2008,スウェーデン,ショウゲート
(原題:LET THE RIGHT ONE IN)




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「世界のどこでも“いじめ”は存在し
特に被害者の人格形成に重要な影響を与えそうだ、
この映画の主人公もいじめられっ子の12歳の少年オスカー。
彼の願いはひとつ「友達が欲しい」
そんな時隣の家に同い年の少女エリが越してきた」



孤独な時間にひとり遊ぶオスカーは
エリがやってきた頃から多発する
不可解な失踪や殺人をエリと結びつけ、
彼女がヴァンパイアだと突き止める。

孤独な二つの魂は惹かれ合い
秘密を共有し、かつてなかった暖かな感情を
お互いに持ち合うことになるが

少女の行動をおかしいと感じた男に見つけられ
エリは街を去る決心をし
二人の恋のようなものも終わる。


この物語は幻想的で
ともすると全部がこのオスカーの
妄想と希望が生み出したもののように思える、

重たい雲に閉ざされた街、
明るい希望が見えず
空想で遊ぶくらいしか残されていないから。


そして再びオスカーが
いじめっ子達に襲われた時
恐ろしい事件が起こる、
そのことで二人は共に生きることを
確認するが、
これは「トワイライト」でも言えることだが、
年をとらないヴァンパイアと人間では
僅かの間に様々な問題が出てくるんだろう、
ただそんな未来よりも
淋しかった日常の変化こそが
オスカーが熱望していたものだから
これはこれでいいのだろう。


よくあるヴァンパイアものとちょっと違うのは
ヴァンパイアが少女であり
何かと絶えず戦うとか
ありがちな設定ではないこと、

やられっぱなしのオスカーが
いじめっ子に立ち向かったことや
ヴァンパイアの少女さえも守ったことは
「スタンドバイミー」のようなある種
成長の物語ともいえる。



数年して続編があるかもしれない、
見たいなと思う。


★100点満点で75点


soramove
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スウェーデン映画といえば『ロッタちゃんはじめてのおつかい』1993年、『キッチン・ストーリー』2003年

この2本くらいしか知らない、どれだけ偏った見方をしているか。

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