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映画「ゴースト もういちど抱きしめたい 」泣くほどの感動はないが、しっとり良い出来

2010-11-20 15:08:54 | 邦画
「ゴースト もういちど抱きしめたい 」★★★
松嶋菜々子、ソン・スンホン、樹木希林、鈴木砂羽出演
大谷太郎監督、116分、 2010年11月13日公開、2010,日本,パラマウント ピクチャーズ ジャパン、松竹
(原題/作:ゴ-スト)





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「1990年に公開され、大ヒットを記録した
『ゴースト/ニューヨークの幻』のリメイク。
設定を逆にし、妻である星野七海(松嶋菜々子)が
ゴーストとなって愛する夫のもとに留まる、
有名な元ネタに挑んだある意味、野心作だが
これはこれでしっかり作られた作品」



陶芸家をめざす韓国人青年の
キム・ジュノ(ソン・スンホン)と結婚したばかりの
七海はバイク事故で死んでしまうが
魂は天国へ行かず夫のもとに留まる、
それは夫に危険が迫っていたからだったのかもしれない。

事故後、死んでしまった自分の姿を見るシーンは
衝撃的だ、

もしかしたら本当にこんな瞬間があるのかな、
だとしたら皆そこで自分の寿命を悟るのか
その後は光に包まれて天国へ行くか、
それとも暗い地中へ引きずり込まれるか・・・。

キリスト教的な見方からそんな描写があるが、
自分達日本人って
その辺、常識的にどう感じてるんだろう、
あまり死後の事を考えたり
話題にすることも少ないが
死後の世界や再生についても
子供のころから耳にしてる国とは
このあたりの捕えたかは違うようだ。

ただ映画では別に違和感なくそれを受け入れらるのは
それが分かりやすいからだろう、

病院で出会う子供のゴーストが
大人っぽい表情を見せた後で
母親に会いたいと子供に戻るシーンなんか
おとぎ話に現実味を与えている。

彼女を亡くしたジュノが無気力で
時折泣きだすすぐそばで見つめて
彼女はこれで満足だったんじゃないかな、

誰かたったひとりで良い、
自分の不在を嘆いてくれる人がいることを
確かめられたから。

そしてサブタイトルの「もう一度抱きしめたい」は
ゴーストとなって魂だけの七海が
霊媒師の体に入り込むことで
ジュノは抱きしめることが出来るが
ラストには納得の
お互いを抱きしめるシーンも用意されている、
叶わないことだからこそ
愛しく感動できるのだろう、

ことさら悲しさを強調したり
押しつけがましくないから
割とサラッとした出来上がり、
でもこのくらいでいいだろう。

このシーン!ってところでの
平井堅の歌は一回で充分だった。

★100点満点で70点


soramove
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昨年2009年9月14日に膵臓癌で死去、57歳だった。

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