「きのうの世界 」★★★☆
恩田 陸 著 ,
講談社、2008/9/4
( 482ページ, 1,785 円)
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「恩田 陸という作家の本を初めて読んだ、
作品名は忘れたが以前「週刊ブックレビュー」で
選評するひとが絶賛していたので、
タイトルが面白そうだったので
この本を選んで読み始めた」
どこといって特徴の無い男の失踪と
その後、殺人事件に巻き込まれたということと、
その事件の舞台となった町が
なんだか普通と違うということが
面白い見出しがついた19章にわたって
不可思議に語られる482ページの大作。
どうして男は失踪したのか、
そして彼が最後の日々を過ごした
ちいさな町の象徴の3つの塔の存在や
町自体が秘密を守ってるような印象など
読んでいて「何が起きているのだろう」と
常に刺激し、新たな謎が出てきて
ラスト近くまでは
かなり面白かった。
毎日の繰り返しの中にも
昨日とは違う今日
そして明日がやってくる。
何も疑わずに繰り返しているが
実は繰り返しているのではなく
やはり全く違う毎日を
過ごしているのだ。
自分が信じていたものが
時に根底から揺らぐことがある
もしくは自分にとっては重要なことも
他から見たらたいしたことではなく
その事実を知ることで
肩の荷がおりたり
時にはバカらしく思えたり。
何か重要なことを
この小説は示唆しているのかもしれない、
そんな雰囲気を持った
書き方でもあると感じた、
しかしこの小説ラストの
着地点は陳腐だ。
とてもリアリティを感じない、
なんだか映画「インディ・ジョーンズ」のラストで
UFOが地下からドドーンと登場したような
これまでの全てをぶち壊してしまった、
そんなふうに感じた、
これなら「何かあるのかも」と
そんな意味深な予感だけの方が
もっと信じられた気がした。
なんとも残念なラスト、
でも読者はやはり「解決」を見たいわけで
自分にはこのラストは
急におとぎ話にでもなってしまったようで
どうにも納得できないものだった。
でもこの作品だけで判断するのは
もったいないので
そのうち2,3作は読んでファンになれそうか
判断したい。
★100点満点で65点★
soramove
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「夜のピクニック」は映画を見て、原作も読んだはずなので
恩田 陸の2作目の小説読了ということだ、でも作風が違いすぎで比べられない。
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講談社、2008/9/4
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作品名は忘れたが以前「週刊ブックレビュー」で
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タイトルが面白そうだったので
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どこといって特徴の無い男の失踪と
その後、殺人事件に巻き込まれたということと、
その事件の舞台となった町が
なんだか普通と違うということが
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不可思議に語られる482ページの大作。
どうして男は失踪したのか、
そして彼が最後の日々を過ごした
ちいさな町の象徴の3つの塔の存在や
町自体が秘密を守ってるような印象など
読んでいて「何が起きているのだろう」と
常に刺激し、新たな謎が出てきて
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毎日の繰り返しの中にも
昨日とは違う今日
そして明日がやってくる。
何も疑わずに繰り返しているが
実は繰り返しているのではなく
やはり全く違う毎日を
過ごしているのだ。
自分が信じていたものが
時に根底から揺らぐことがある
もしくは自分にとっては重要なことも
他から見たらたいしたことではなく
その事実を知ることで
肩の荷がおりたり
時にはバカらしく思えたり。
何か重要なことを
この小説は示唆しているのかもしれない、
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書き方でもあると感じた、
しかしこの小説ラストの
着地点は陳腐だ。
とてもリアリティを感じない、
なんだか映画「インディ・ジョーンズ」のラストで
UFOが地下からドドーンと登場したような
これまでの全てをぶち壊してしまった、
そんなふうに感じた、
これなら「何かあるのかも」と
そんな意味深な予感だけの方が
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なんとも残念なラスト、
でも読者はやはり「解決」を見たいわけで
自分にはこのラストは
急におとぎ話にでもなってしまったようで
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「夜のピクニック」は映画を見て、原作も読んだはずなので
恩田 陸の2作目の小説読了ということだ、でも作風が違いすぎで比べられない。
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