[虚栄心は他人を鏡として使用し、利己心は他人を道具として使用する。]
◇見栄を張る人は、他人との比較の世界を生きている人だ。
他人が自分に対して羨望の眼差しを向けている状態を目指して、見栄を張るのだ。
他人よりは、自分の方が上だということを知るために、見栄を張るのだ。
いつも他人は自分の地位の鏡として機能する。
◇利己心のある人は、自分のためにレベルの低い人間を道具として使用し、
自分を高めようとしている人だ。他人をもの的に扱うという点では、
見栄を張る人間と同じだが、利己心のある人の方が、罪は重い。
◇なぜならば、自分が他人を使う資格がないのに、
巧妙に細工をして使ってしまうのだから。
◇私たちは、他人を道具として扱うことだけはしないようにしよう。
他人と自分は全く同じ資格を持つ対等な人間なのだ。
道具として使うことなんてできない存在なのだ。
◇それをしてしまえば、結局、自分も物として扱われてしまうようになる。
自分のありのままを受け入れ、他人のありのままを受け入れる。
そういう人間でいよう。