健康体操たまて箱

日々の活動の様子などをお知らせします。

■ 今日の言霊:ルース・ベネディクト

2014年07月26日 | 日記

[恥を感じやすい人間こそ、善行のあらゆる掟を実行する人である。]

◇日本人を分析した名著「菊と刀」の一節だ。

我々日本人は、世間に対する「恥」を一番の行動原理に置いている。

また、日本が「恥」の文化なら、キリスト教圏であるアメリカは、

「罪」の文化だ。

◇しかし最近の日本では、世間なんて存在しないような振る舞いが目につく。

世間に対して「恥ずかしい」なんて感じている人間は、老若男女を問わず、

ほとんどいないかのようだ。

また、自分に対しての恥ずかしさすら持ち合わせていないような人間も

数多くいるようになった。なんと寂しいことだろう。

◇私たちは、「恥」を感じやすいという美点をもう一度取り戻すことだ。

シャイとは違う、「恥ずかしい」という感覚をもう一度思い出すことだ。

そうしなければ、社会の中で毅然とした態度なんて

取れない人間ばかりになってしまう。

そんな日本ではいけないはずだ。